【完】江口兄が妹と暮らすお話

江口拓也の妹15 ページ15

梅原side

ある日、江口さんがAちゃんを連れてきた

江口｢ごめん！仕事で4日間居ないからお願い！｣

梅原｢いいっすよ｣

｢たくちゃ、いてらしゃ！｣

江口｢行ってくる！大好きだよ〜A〜！｣

投げキッスして離れる江口さん

その投げキッスを手で隠した

｢う？｣

梅原｢ゴミが飛んできたから｣

｢？？｣

預かってから公園に行きたいと言われて

例のAちゃんぼっち事件の公園に来た

梅原｢(あそこの家の人だよな)｣

｢う、うめちゃー｣

梅原｢ん？｣

｢みて！｣

梅原｢おー団子？｣

｢う！｣

親指を立ててぐー！とした

梅原｢クソ可愛いな｣

おっと、つい本音が漏れてしまったわ

？｢あれ、Aちゃん？｣

？｢あー！｣

梅原｢？｣

｢あ！くーちゃ！｣

梅原｢え、｣

梅原｢A｣

｢う？｣

梅原｢俺とご飯いこ｣

｢！ごはんー！｣

抱っこして離れようとした時に掴まれる

女｢ちょっと、貴方…なんでAちゃんをさらう気ですか？！｣

梅原｢は？｣

｢う？｣

女｢警察呼びますよ！｣

梅原｢(この女馬鹿だろ)｣

結局呼んだらしいけど

俺のスマホには情報が揃ってる

梅原｢…｣

女｢この人、知り合いのお子さんを連れて帰ろうとしてて！｣

警察｢…｣

で、もう1人の警察の人が来て事情を説明

江口さんにも電話して、警察の人にスマホを渡す

｢…うめちゃ…｣

梅原｢ん？｣

｢…なにか…あた？｣

小さい子供でも分かるんだろう、

怖いおじさん2人と、友達の親が怒ってるんだから

梅原｢大丈夫だよ｣

｢…うう…っ｣

ぐず、ぐず、と泣き出してしまった

江口拓也の妹16→←江口拓也の妹14

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す