【声優・短編集】2

私の父【速水奨】リク ページ43

江口side



｢えーと、私のお父さんの話ですか？｣

司会者にアニメでのお父さん役は

速水奨さんですよね、と質問され

実のお父さんはどんなかを聞かれる



速水｢どんなお父さんなんですか？｣

｢え、えー？えーと、｣

すごく優しくて、いつも気にかけてくれる

と言った時周りはいいね〜と

梅原｢鮫川さんのお父さんの話僕いつも聞きますよ｣

｢そうなんですよ！梅原くんよく聞いてくれる笑｣

すると、速水さんが



速水｢恥ずかしいなぁ…｣

と言った

江口｢？｣

司会者｢速水さんの事ではないですよ〜！｣

と、会場は笑いに包まれるが



速水｢いやね、ずっと言わなかっただけなんですよ｣

と、言われて

柿原｢もしかして、親子…とか？｣

鈴村｢え！！そおなん？！｣

宮野｢ほんとぉ？｣

｢ちょ、お父さん！！笑…あ、｣

えええええ〜〜〜〜？！？！と騒ぐ



梅原｢え、そうなんですか｣

｢あ、はは…隠してたんだけど…笑もう！！｣

速水｢いやね、こんな可愛い娘居たらね、無理だね｣

｢ちょっ、キャラ保ってお父さん！！笑｣

速水｢娘と親子役出来て嬉しい、お父さんは｣

｢お母さんが怒る！！笑｣



と、本当に親子だった


_______



主人公side


本当の親子です、を暴露してしまい

事務所では、雰囲気似てましたし…なんて言われ

梅原｢でもなんとなく、速水さんが｣

梅原｢鮫川さんの事結構気にかけてたから…｣

てっきり、師匠かと思ってましたと言われた



｢あはは……過保護なの…うちのお父さん…笑｣

梅原｢そうでしょうね｣

速水｢お、いたいた｣

愛しの娘よ、なんて言われて恥ずかしくなる



｢ちょっと、お父さん｣

オープンにした途端それ、やめて欲しい

速水｢誰とも結婚しないでね、｣

｢やめてほんとに笑｣

梅原｢…鮫川さん、苗字なんで鮫川なんですか？｣

｢これは、お母さんの苗字なの｣

梅原｢あーなるほど、芸名ではないんですね｣



速水｢速水にしたら、バレちゃうでしょ？｣

目立ったら嫌だからね、とお父さんは言う

｢最初、速水ってしてたの。でもお父さんに反対されて…仕方なく…養成所の時から鮫川にしたの｣

梅原｢まあ…そうなりますよね｣



あれからお父さんは私に会う度

ハグしてきて、嬉しそうにアピールする

｢やめろってバカ親父！！笑｣

速水｢えー…泣いちゃう｣

｢ほんっっっと恥ずかしいから！！｣

どうか父、普通に戻って欲しい…()

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