【声優・短編集】2

俺にすれば？【梅原裕一郎】リク ページ36

榎木side



｢えっ、連絡来てない…｣

梅原｢なにが｣

｢…彼氏…｣

鮫川ちゃんには、何度も復縁してる彼氏が居て

｢…最初は子供の話とか…結婚とか…話してたのね｣

｢でも、会おうってなって向こうが無理になって｣

｢私も今忙しくて無理じゃん…｣

｢…セ●クスはしたいって凄いからさ…｣

梅原｢あ、ゴム使わない奴か｣

そう！なんて言う



江口｢それ、愛されてなくない？｣

｢え…いや、これは話すと長くなるので…｣

悪く言わないでください…という、もう末期



梅原｢別に体から始まる恋愛もありますし｣

梅原｢そういう類でしょ｣

｢…まあ、うん、そう、だね笑｣



梅原｢デートなし、ゴムなしだけど｣

｢うぐっ…摩擦で痛くなるからとか｣

｢ゴムによっては…色々あるからさ？｣

梅原｢1人で抜かない、ゴムなし、で？｣

｢…｣

梅原｢あれこれやれって命令されてて？前戯なし？｣

｢……｣

江口｢…あはは笑｣



梅原｢…｣

｢…でも、ちゃんと好きだから、大丈夫｣

そう言われた後に本当に音信不通になったらしい


_______



主人公side



音沙汰無くなった

既読無視が多かった、やりたいとだけ

その後、3日ほど未読スルー

まあ、長押しして見れるし

内容は…見なくても大丈夫だよねって内容



くだらないことを送った私

｢…寂しい…｣

口に出したら止まらなくて

梅原｢居た｣



彼氏が来ると思っていつもの場所に居たら

梅原が来て頭を撫でられた

梅原｢大丈夫じゃないかと思って来た｣

ココア飲みな、と渡された



｢…優しくしないで…｣

梅原｢…｣

｢しんどい、その優しさが｣

梅原｢…俺にすればいいのに｣

｢…ぇ｣




梅原｢そんな男辞めて俺と付き合えばいいじゃん｣

スマホを取られてブロックして、消された

梅原｢毎日顔合わせ出来るし、会えない男よりも｣

梅原｢俺が良いだろ｣



｢な、勝手なこと…！｣

梅原｢おい、9年間ずっと聞いてんだよこっちは｣

梅原｢10年目になるんだから、そろそろさ｣

梅原｢俺の事見てくれても良くね？｣

梅原は拗ねた顔をして私にそう言った



彼氏に似てる感じがもう、嫌だったのに

梅原｢…乗り換えてもいいよ｣

だから、少しずつ俺を好きになってくれれば

俺は嬉しいから、と言われて私は折れてしまった

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