【声優・短編集】2

元恋人【内田雄馬】リク ページ21

梅原side



中島｢なんか今日でけーなお前｣

｢そう？｣

中島｢ていうかさ、その靴…｣

脱いだら俺と同じ身長



雄馬｢え、｣

｢あ｣

雄馬｢元彼女お？！｣

｢おー元彼〜｣

雄馬｢デカ！！なんでえ？！｣

俺の下だったよね？！と雄馬



梅原｢元彼女に身長抜かされるって笑｣

｢梅原さんと同じかあ｣

中島｢靴履くと俺と同じか｣

雄馬｢…｣

｢可愛いね、ゆーま｣

雄馬｢…何しに来たの｣

｢何って、声優｣

雄馬｢は？｣



｢81所属の鮫川でえす｣

真礼｢あ、Aちゃあん｣

雄馬来てたんだ、この子だよ！と始まる

雄馬｢元彼女と姉さんが並んでるとか…｣

真礼｢え、元彼女って…｣

雄馬｢高校の時の元彼女…｣

真礼｢エッ！！！コサメチャン？！｣

｢そうでーす、て、気づかなかったんですか｣

真礼｢うそぉ？！身長どうしたの？！｣

私よりも小さかったよね？！と



中島｢それはすごいな｣

梅原｢確かに｣

内田さんそんな大きくないよな…

でもずっと雄馬は嫌そうな顔をしてた


_______



雄馬side



｢話って？｣

振り返るAは大きくて

いつも目を下にしてたのに

今じゃ目を上に向けた



雄馬｢なんであの時居なくなったの｣

自然消滅だった、だから目の前に現れて

｢両親が離婚して、父親と海外に行ったから｣

｢その時に携帯壊れて連絡取れなくなった｣



｢…ごめん｣

雄馬｢…、はぁ｣

｢…手紙送ったんだけど…？｣

雄馬｢だって、絶対嘘だと思ってたから｣

捨てちゃったよ…もう…



｢ごめんね、雄馬｣

雄馬｢…。なんだよ、なんでだよ、｣

雄馬｢俺…、！｣

ぎゅう、と抱きつかれた



｢ねえ、私はもう遅い…？｣

｢雄馬が好きだよ…｣

雄馬｢(…ほんとさ…)｣



ずっと好きだった

守りたかった、姉さんよりも大事な人だった

俺らよりも小さくて、愛らしい

そんな人が俺よりも身長が高くなってて

俺が包まれてるなんて、悔しい



雄馬｢縮めよ…恥ずかしいだろこっちが｣

｢ぶふっ、そんなこと気にするの？笑｣

｢可愛いよ、雄馬笑｣

雄馬｢かがめよ｣



キスしてやった

｢、｣

雄馬｢…ムカつく｣

グイッと引っ張って姫抱き

｢え、え？！｣

雄馬｢力は俺の方があるんだからな｣

俺も好きだぞ、と言った

ずっと好きだった

誰かを好きになるなんて事はできなかったから



嬉しそうに笑うAに強引にキスした

ワガママ【梅原裕一郎】リク→←アクジョ？【梅原裕一郎】リク

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す