へえ〜…15 ページ15
梅原side
見つけてしまった
｢…疲れた｣
そう言って髪がはらりと落ちる
朝、会った時には髪はセットされてた
髪を高くあげてポニーテール
美容院なんて行ってない
そのくらいボサボサの髪で
化粧してたはずなのにメイクが変わってる
で、見えたのが首
梅原｢(…キスマーク)｣
疲れきった顔、眠そうな目
梅原｢…散歩する？｣
｢…する｣
ストレスが溜まってそうな顔してた
散歩してる時に横で静かにしてる佐藤
梅原｢佐藤｣
｢ん？｣
梅原｢お前のここ、どうした｣
首をトンと指先に触れると
｢…コテ｣
梅原｢火傷？跡残るし気をつけろよ｣
｢梅原くん時々おかん出てくるよな笑｣
梅原｢嫌だろ、跡残ったら｣
｢まあね笑｣
梅原｢…悩みあんだろ、お前｣
｢ないよ？｣
梅原｢…｣
｢なんすか、そんな顔せんで笑｣
梅原｢佐藤ってさ、言わないよな｣
｢そうだね！｣
梅原｢助けて欲しい時が特に｣
ピタ、と足が止まったから後ろを見ると俯く佐藤
梅原｢…コテの火傷じゃないだろ、それ｣
｢…梅原くん｣
梅原｢ん？｣
｢助けて欲しい時ってどうやったらいいの｣
｢結局私も、相手の意見聞き入れない時ある｣
｢だから話しても…意味は…｣
梅原｢話すことで楽になったりするよ？｣
｢…梅原くんが察してる通り、私には彼氏がいるけど｣
｢…｣
俺の顔を見て泣きそうな顔を向ける
梅原｢え、おい｣
｢全然気持ちよくないのおおおー！！｣
梅原｢……なんて？笑｣
｢彼氏下手くそなの！！！全然気持ちよくないし！痛いし！｣
｢何かと元彼女と比べられるし！！爪切ってくれないし！｣
｢今日せっかく可愛くしたのに…着いてそうそう遅いって言われるし！！｣
｢お風呂に入ったから…、しかも…お風呂場でされるし｣
｢口に出されて不味いし…気持ちいい？って聞かれても｣
｢…演技で…、行けなくて、置いてけぼり食らって…｣
｢…穴だよ、私。｣
梅原｢…｣
｢中に出されて、洗って、結局…自分が気持ちよければいいだけ、都合のいい女なの｣
｢…やっと解放されたのに、次こそは上手く行けるって｣
なんで思ったのかな、私、と声を小さくした
梅原｢…一言｣
｢うん｣
梅原｢はよ別れろ｣
｢うん｣
梅原｢そんでさ、休みくらい｣
梅原｢楽しいことしよ｣
｢ゲームするうううう！！！！｣
梅原｢おお、いいじゃん｣
この話出すのまじキモイ私！！と騒ぐけど
泣くほど溜まってたんだろうな、ストレスを
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 177人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「男性声優」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
のるのら(プロフ) - 水無月のぞみさん» 恋愛ものになるとちょっと長くなってしまうので…すみません笑 (2022年2月3日 9時) (
レス) id: 255e9f325b (このIDを非表示/違反報告)
水無月のぞみ - 恋愛endじゃないんだ。ちょっと残念です。 (2022年2月3日 7時) (レス) id: 90a3a483bc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：のるのら
| 作成日時：2021年11月13日 9時
