第32話 ページ32
レ「ザンザス様をお守りできずに死ぬとは………！！」
ル「そうよ！！いい男に殺されるならまだしも、病死だなんて！！」
ベ「最悪……………マジあり得ねえ……………。」
マ「せっかく……………呪いが解けたのに………。」
未来のザンザスから告げられた最悪の結末。絶望に打ちのめされているメンバーの中で、一人だけ違う反応をしたものがいた。
ス「う"おおおおい！！ふざけんなああ！！！」
いつもの倍以上の雄叫びがスクアーロから発せられる。窓ガラスが衝撃で揺れ、鼓膜に不快な耳鳴りが響く。い………いきなり何を…………？
ス「何でボスだけが生き残って、何で俺らが死んでやがる！！未来の俺は………一体何をしてたんだあ！！！」
怒りの矛先は自分自身なのだろう。歯を食い縛り、拳を強く握り絞めている。銀の瞳は怒りによってその色を更に増していた。がー、
ザ「るせえ！！」
ス「ぐあっ！？」
ザンザスが立ち上がり、スクアーロの顔面に拳を叩き込む。スクアーロは額を抑え、ヨロヨロと後退した。
ザ「人の側で喚きやがって、少しはそのねえ頭で考えろ！カスが！！」
ス「考えろだあ！？こっちは真剣に考えて言ってるんだあ！！」
いつもは引くスクアーロも今回は黙らない。ポタポタと鼻血を出しながらザンザスを睨み付ける。すごく痛そう………ていうか、この展開はヤバくない…………！？
ザ「無様に死ぬ奴が何を言いやがる？病気ごときで死にやがって。やっぱりカスはカスだな。盾にもなりゃしねえ。」
その言葉はスクアーロ以外にも向けられているのだろう、それを聞いたメンバーは悔しそうに歯を食い縛る。嘲笑い、見下すようなその口調にスクアーロはなお食って掛かった。
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ス「俺は死なねえ！絶対に！！未来がどうとかは関係ねえ！！俺が死ぬのは……………お前の剣として死ぬときだけだあ！！！」
ツ「！？」
その言葉を聞いた途端、何かが頭の中で引っ掛かった。初めて聞くはずなのに、どこかで聞いた事がある気がする。何だろう、この感じ……………一体どこで………………え………？
ザン「………………。」
偶々視線を移したその先で、驚きで目を見開く未来のザンザスを見つけてしまった。その瞳の先にはスクアーロ。そこに宿した感情は普段彼が見せる物とは全く違うものだった。
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五月雨(プロフ) - 続き気になります！頑張って下さい (2017年2月27日 23時) (
レス) id: 532e1d96ce (このIDを非表示/違反報告)
朧 - 凄い面白いです。続きをまっています。 (2016年2月15日 18時) (携帯から) (レス) id: 7f70fb0fdf (このIDを非表示/違反報告)
☆ - すごい面白いですっ。更新頑張って下さいっ。 (2015年8月13日 11時) (レス) id: 44695f2e16 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 待ってました！！ ＸＡＮＸＵＳが一体誰のことを話していたのかすっごく気になります！！ これからも楽しみにしてます！ (2015年8月8日 14時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
lotus(プロフ) - 待ってました！これからも無理なく頑張ってください！ (2015年8月8日 11時) (レス) id: 2faa68524c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：干支神 | 作成日時：2014年7月13日 13時
