第24話 ページ24
べ「おーい、何そこで話成立させちゃってんの？」
レ「こくえんびょうとはなんだ？」
ル「私達にもちゃんと説明して頂戴！」
そういえば、黒炎病とかのこと知ってるのユニとリボーンと俺だけだったっけ………………。
ユ「え、えーと………………どこから話せば………………？」
ザン「てめえは黙っていろ。」
ユ「え？」
ユニがどこから話そうか迷っていると未来のザンザスがそれを止める。ユニが困惑顔でそちらを見れば、未来のザンザスは突然身に纏っていたマントを脱いだ。
マントの下に来ていたのは白いワイシャツと黒のズボン。ワイシャツの肩の部分にヴァリアーの紋章があることからそれは普段ザンザスが着ている隊服と同じものだとわかる。
ス「ゔおおい、一体何をする気だあ？」
誰もがスクアーロと同じ疑問を浮かべる中、次の未来のザンザスの行動は至ってシンプルで奇怪なもので………………ワイシャツのボタンを外し始めたのたのだ。
ユ「ざ、ザンザスさん！？」
ル「キャー！ボスったら大胆ー、おごばっ！！」
それを見てユニが慌てて顔を背け、ルッスーリアが奇声を発したのを隣のスクアーロが鳩尾をきめて黙らせる。他は唖然とした表情でそれを見ていたが……………。
ザン「見ろ。」
そう言って晒した身体を見て、その場の全員が息を飲んだ。
ス「な………………。」
少し痩せているように見える体、そのほぼ全体を埋め尽くすそれは黒い炎のような痣だった。正常な肌の色は少ししかなく、本来は人間の身体であるはずが黒く染まった部分だけ無機質な物体のようにも感じられる。それだけで未来のザンザスの状態が深刻であるとわかった。
ユ「ひどい………………こんな…………………ことが…………………。」
先ほどまで顔を背けていたユニまでも食い入るように見つめている。全員が驚きで固まる中、未来のザンザスは一笑してボタンを留め始めた。
ザン「この病の名は“黒炎病”。かかったら最後、治す事はできねえ。早くて半月、遅くても2ヶ月くらいで死に至る。誰一人、この病には勝てやしねえ。」
ボタンを留め終え、ソファーに深く座り直す未来のザンザス。自分もその病にかかっているにも関わらず、その口調は他人事のようだった。
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五月雨(プロフ) - 続き気になります！頑張って下さい (2017年2月27日 23時) (
レス) id: 532e1d96ce (このIDを非表示/違反報告)
朧 - 凄い面白いです。続きをまっています。 (2016年2月15日 18時) (携帯から) (レス) id: 7f70fb0fdf (このIDを非表示/違反報告)
☆ - すごい面白いですっ。更新頑張って下さいっ。 (2015年8月13日 11時) (レス) id: 44695f2e16 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 待ってました！！ ＸＡＮＸＵＳが一体誰のことを話していたのかすっごく気になります！！ これからも楽しみにしてます！ (2015年8月8日 14時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
lotus(プロフ) - 待ってました！これからも無理なく頑張ってください！ (2015年8月8日 11時) (レス) id: 2faa68524c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：干支神 | 作成日時：2014年7月13日 13時
