第3話 ページ3
裏社会で最高の富と権力を持つボンゴレは、世界各地に土地を有している。場合によっては島丸ごと一個なんていうこともあり、一体どれほどの数があるのかなど調べようとする物好きはそういない。
ここ、イタリアのフィレンツェにある一際大きな豪邸もボンゴレの所有物であり、その中庭では豪華なパーティーが開かれていた。
ツ「早く9代目を探して挨拶して逃げないと……………！！」
獄「何言ってんすか！？次はヴァリアーを探してザンザスを10代目の前に跪かせないと！！」
ツ「いいよそんなの！！てか絶対やらないよ！！」
リ「おめーもいつまでも隠れてねえでさっさと出ろ。」
ツ「いでっ！！」
豪華なパーティーが催されている端っこの方、植木のなかにすっぽりと隠れたツナをリボーンが後ろから蹴飛ばし無理やり外に出す。
ツ「いたたたた………………。」
リ「9代目はあっちだ。」
涙目で腰をさするツナを一瞥し、リボーンがある方向を指差す。そこには人集りができており、その中心で9代目が穏やかな笑みを浮かべて一人一人の話を聞いていた。
ツ「ちなみに山本はあっちだ。」
そうしてリボーンが指差した方向には、明るいオーラを纏った山本と、真っ黒な殺気を纏ったヴァリアーが………………………！！！
ツ「何で山本はあんなどす黒い殺気の中で平気なの！？人殺せるよあれ！！？」
絶対可笑しいって、なんであんな楽しそうに笑って話しかけてんの？あの黒いオーラが見えないの？ザンザスとかやばいって！目が！！見たら石にされるパターンだよねあれ！？
殺気全開のヴァリアーに誰一人近づけない中で、山本はそんなものをまるで感じて無いかのようにスクアーロと話している。もはや天然の度を過ぎているのではないのだろうか？
ツ「か、帰りたい………………。」
リ「今日はやけに殺気立ってるな。」
獄「やっぱそう思いますよね。警備の数も多いですし…………………。」
獄寺の後ろに隠れつつ、ツナも辺りを見回す。会場の至る所に黒スーツの屈強な男が配置され、屋根の上にも武器を持った男達がいる。多くのマフィアの要人が出席しているからといってもこれは明らかにやり過ぎだ。
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五月雨(プロフ) - 続き気になります！頑張って下さい (2017年2月27日 23時) (
レス) id: 532e1d96ce (このIDを非表示/違反報告)
朧 - 凄い面白いです。続きをまっています。 (2016年2月15日 18時) (携帯から) (レス) id: 7f70fb0fdf (このIDを非表示/違反報告)
☆ - すごい面白いですっ。更新頑張って下さいっ。 (2015年8月13日 11時) (レス) id: 44695f2e16 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 待ってました！！ ＸＡＮＸＵＳが一体誰のことを話していたのかすっごく気になります！！ これからも楽しみにしてます！ (2015年8月8日 14時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
lotus(プロフ) - 待ってました！これからも無理なく頑張ってください！ (2015年8月8日 11時) (レス) id: 2faa68524c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：干支神 | 作成日時：2014年7月13日 13時
