会いたかった ページ5
Aが自室でため息を着いてベッドに寝転がっていると、ガチャっとノックも無しに扉が開いた。
ス｢A！｣
｢スコーピウス_______アルバス！？｣
スコーピウスが入ってくるとその後ろからアルバスが現れる。
｢アルバス______アルバスどうやって_______いや、なんでもいいわ！｣
Aは勢いよくベッドから体を起こして、堪らずアルバスを抱きしめた。
｢アルバス、会いたかったわ。私もスコーピウスもすごく悲しかったし、苦しかった｣
ア｢ごめん、A。僕も会いたかった_______話したかった。｣
アルバスはAの背中を撫でる。
ア｢でも、うかうかもしてられないんだ。僕、いいアイデアを思いついたんだ。口論してよかった｣
｢あなたたち、口論したの？｣
ス｢いい口論だったと思うよ。アルバスの謝罪はしつこいぐらいに素晴らしかった｣
スコーピウスはヘラッと笑う。
｢私にもわかるように言ってちょうだい｣
ア｢第二の課題で、セドリックに屈辱を与えるんだ。僕らは負けることに関してはすばらしい。今度はその知識を利用する。敗者は敗者であるように教えこまれる｣
｢なるほど、いい戦略だわ｣
ア｢僕と一緒に来てくれる？｣
アルバスがAに手を差し出す。
Aはにやっと笑ってその手を取る。
｢もちろん｣
ア｢ありがとうA。スコーピウスも。スコーピウスにはさっき言ったけど、第二の課題は湖で行われる｣
｢飛び込むつもり？｣
Aは首を傾げて顔を顰める。
ア｢いいや、違う。僕らは二階のトイレを見つけなくちゃ｣
｢二階のトイレ？｣
ア｢とにかく行こう、行かなくちゃ始まらない｣
アルバス、A、スコーピウスはそそくさとスリザリン寮から出て二階へと続く階段を駆け上がる。
一体トイレに何があるというのだろうか____________。
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作者名：ななや | 作成日時：2022年9月29日 19時
