曲者揃いのスリザリンは時間の旅に出るらしい。 (ページ34)

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デルフィーニページ34

ア「あ、素敵な印だ」

デ「え？何が？」

アルバスはデルフィーの首の後ろを見る。

オーグリーの入れ墨があらわになる。

ア「君の首の後ろに。マグルが入れ墨っ言うやつかな？」

デ「ああ、そうよ。これはオーグリー」

ス「オーグリー？」

デ「習わなかった？不吉な鳥って言われてるけど。育ての親が飼ってたわ」

「育ての親？」

Aは眉根を寄せてデルフィーを見る。

デルフィーはタイムターナーを手にいれたままゲームを楽しみ始めている。

「デルフィー、」

デ「育ての親は私をあまり好いていなかったみたいでね、お金目当てで私を引き取った人よ」

「ねえ、デルフィーってば」

Aがデルフィーに話しかけるがデルフィーはまるで、都合が悪い、と言えように無視をする。

ア「どうしてその人は入れ墨を鳥にしたかったの？」

デ「未来は自分で決めるためだって思い出させるためよ。育ての親はかなり極端な死喰い人だった」

スコーピウスも異変を感じ、頭の中は考えでいっぱいになる。

「デルフィー、タイムターナーを返して」

沈黙が流れたところでAの鋭い声がその場に響き渡る。

スコーピウスは自分とAの考えが合致して、迷いが確信に変わる。

ス「彼女の言う通りだ。タイムターナーを返してくれ」

デ「なんですって？」

ア「スコーピウス？A？何してるんだ」

Aは前に出てデルフィーを睨む。

「あなたが病気だったなんて信じない。どうしてホグワーツに入学しなかったの？何かもっと深い理由があるに決まってる」

ス「どうして今、ここにいるんだ？」

デ「いとこを救うためよ」

ス「あいつら君をオーグリー様って呼んでた。別のあの世界で

デルフィーの顔にゆっくりと笑みが広がっていく。

デ「オーグリー様？いいじゃないの」

ア「デルフィー？」

デルフィーは素早く杖を抜いて構える。

スコーピウスとAを押し退ける。

負けじとスコーピウスも押し返そうとするがデルフィーの方がずっと強い。

デ「フルガーリ！(閃光)」

スコーピウスの両腕が邪悪に光る紐で縛り上げられる。