曲者揃いのスリザリンは時間の旅に出るらしい。 (ページ33)

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ふくろう小屋ページ33

アルバス、A、スコーピウスは銀色の屋根の上に現れる。

回りからホーホーとふくろうの声が聞こえてくる。

ス「じゃ、簡単に『コンフリンゴ』で砕くのがいいと思う」

ア「絶対ダメだ。こういうのは『エクスパルソ』がいい」

「『ステューピファイ』で失神させるのはどう？もともとは失神呪文で破壊していたわ」

ア「その通り。以前はそうしていた。僕らは何か新しいことをしよう」

「新しいこと？」

Aはアルバスを見る。

ア「おもしろいことだ」

ス「おもしろいこと？いいか、正しい呪文を選ぶことの重要性を無視する魔法使いも多いけど＿＿＿それは大切なことなんだ。ずいぶん過小評価されてる部分だと思う」

デ「あなたたち三人は最高よ？分かってる？」

突然、女性の声がして驚いてスコーピウスとAが振り替えるとそこにはデルフィーがいた。

「デルフィー？いつの間に...」

ス「ここで何してるの？」

Aは警戒してデルフィーを見る。

デルフィーはチラッとAを見る。

ア「大切なことだから彼女を呼んだ」

スコーピウスは咎めるようにアルバスを見る。

ア「これは彼女にも関わることだ」

スコーピウスは折れて頷くがAはまだ何となくモヤがかかるような気持ちだった。

デ「私が何に関わるの？」

アルバスはタイムターナーを取り出す。

ア「タイムターナーを破壊する必要があるんだ。ごめん、僕らはこれ以上リスクを冒せないんだ。君のいとこを救えない」

デルフィーはタイムターナーを見て、三人を見る。

ア「ヴォルデモートが独裁者になっていて、闇の世界に覆われていたんだ。僕らはこれ以上それを許せない」

デ「ヴォルデモートが支配して、生きていたの？」

ス「彼が全てを支配していた。恐ろしかった」

デ「あなたたちがしたことのせいで？」

「セドリックは死喰い人になって、世界がめちゃくちゃだったのよ。そして人を殺していた」

デ「セドリックが＿＿＿＿わかったわ、叔父さんのところに行って事情を説明しましょう」

デルフィーは三人に向かって悲しそうに微笑み、タイムターナーを手に取る。

手の中のタイムターナーを見て微かに表情が変わる。

Aは異変を感じるが、はっきりと見えなかったため、どう言えばいいかわからず考えた。