校長室 ページ29
ドラコ、ジニー、ハリー、シーラ、ウィリアムは、申し訳なさそうな表情のスコーピウスとアルバスとAの後ろに立っている。
三人の目の前でマクゴナガルはカンカンになっている。
マ「確認しましょう、あなたたちは汽車から飛び降り、魔法省に侵入し、盗みを働いた。そして勝手に時間を変えて二人の人間を消した」
ア「あまりいい話ではないみたいです」
マ「ヒューゴとローズ・グレンジャー・ウィーズリーを消してしまい、それを変えるために二回目ではさらに多くの人間を消してしまった」
マクゴナガルはAを見る。
マ「Msヴァレンタイン、わかっていますか？あなたは母を亡き存在にし、アンニカの存在自体をないものにしたのですよ」
マクゴナガルの言葉にAは胸が苦しくなる。
「はい、先生」
マ「そしてあなたたち三人がどれだけ愚かだったかお気づきですか？」
三人は揃って返事をする。
ハ「先生、一つよろしいですか？」
黙って話を聞いていたハリーが口を開くが「なにもよろしくありません」とマクゴナガルに阻止される。
マ「どういう罰則を下すかは私が決めます」
ド「妥当ですな」
Aはごくりと固唾を飲む。
マ「あなた方を退校処分にすべきなのでしょうが、私の保護のもとに置く方がいいでしょう。外出は今年いっぱい禁止です。クリスマス休暇もなしです。ホグズミード行きも二度とないと思いなさい」
Aは退校処分にならなかっただけ、ましだ、と考え、自分の気持ちを沈める。
アルバスとスコーピウスは俯いている。
すると、突然ハーマイオニーが部屋に入ってくる。
ハー「何か大切なことを聞き逃しましたか？」
マ「部屋に入るときはノックをするのが礼儀ですよ」
それからハーマイオニーはマクゴナガルになぜタイムターナーを保管したのだと険しい顔で問い詰められ、しまいには「あなたの子供が消えたのですよ！」といい放ち、ハーマイオニーはなにも言えなくなる。
マ「あなたたちは確かに勇敢だったかもしれません。しかし、やり方を間違えていた。わかりますか？」
三人はうなずく他ない。
マクゴナガルは息をついて、その場いる全員を見る。
マ「行きなさい、出ていきなさい。全員でタイムターナーを探して持ってくるのです」
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作者名：ななや | 作成日時：2022年9月29日 19時
