曲者揃いのスリザリンは時間の旅に出るらしい。 (ページ18)

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セブルス・スネイプページ18

スコーピウスとAは魔法薬学の教室に入って扉を閉める。

セ「ノックすることを誰も教えなかったか？」

ス「セブルス・スネイプ、光栄です」

スネイプを見上げると、やや息がつまり、やや有頂天になる。

セ「それは喜ばしいことだ」

「先生、私たちを助けてください」

セ「我輩は役目のために存在する」

冷静なスネイプに二人は一呼吸置く。

ス「ハリー・ポッターが勝った別の世界があるとすればあなたはどうしますか？」

セ「その場合はサソリ王とヘビ姫が正気を失った、という根拠にはなるな」

ス「タイムターナーがあるのです、僕らが盗みました。アルバス・ポッターと一緒に。三校対抗試合でセドリックを止めようとした結果、僕らは彼を全く違う人間に変えてしまった」

「セドリックは死喰い人になってしまった」

スネイプはAを見る。

Aは威圧感に負けそうになるが、この世界を救うことを父に誓ったのを思いだし、ぐっと拳に力を入れる。

セ「優勝したのはハリー・ポッターだけだ」

「セドリックも一緒に優勝するはずでした。でも、私たちが第二の課題で彼に屈辱を与え、試合から遠のけさせた。辱しめられた結果、彼は死喰い人になった」

ス「セドリックがホグワーツの戦いで何をしたのか僕らは知りません。でも、何もかも変わってしまったのです」

セ「セドリック・ディゴリーは一人殺した。ネビル・ロングボトム＿＿＿大したやつではなかったが」

ス「ああ、それだ！ロングボトム先生はナギニを殺すはずだった！でも、セドリックにロングボトム先生は殺されて＿＿＿＿ヴォルデモートが戦いに勝った。分かるでしょう？」

スコーピウスがそういうとスネイプは呆れたように大きな溜め息をつく。

セ「我輩がわかることはお前たちがふざけているということだ。早く出ていけ。さもないとドラコ・マルフォイに注意し、お前たちはもっと面倒なことになるぞ」

スネイプは最後の警告だ、と言わんばかりにスコーピウスとAを睨んだ。