曲者揃いのスリザリンは時間の旅に出るらしい。

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友情破壊ページ1

階段を上がって、開けたところに出ると何やらアルバスとハリーが口論しているのが見えてくる。

「アルバスだわ！」

ス「アルバス、大丈夫か？よかったな」

Aとスコーピウスはアルバスに駆け寄るがアルバスは困った顔をする。

「アルバス？」

アルバスはスコーピウスを見上げて、胸が張り裂けそうになるが黙って歩き始める。

ス「僕のこと怒ってるのか？どうしたって言うんだ」

アルバスが立ち止まりスコーピウスと困惑した表情をしているAを振り返る。

ア「うまくいったのか？何か一つでもうまくいったのか？」

ス「いいや……でも、アルバス_______」

スコーピウスが続けようとするがハリーが怒ったように口を挟んだ。

ハ「アルバス、何を訳の分からないことを言っているんだ。すぐにやめなさい。これが最後の警告だぞ」

「ハリー…何か変じゃない…？」

Aはスコーピウスのローブを掴む。

アルバスは友人と父親の間で板挟みになる。

ア「できないんだ、オーケー？」

ス「何ができないんだ？」

スコーピウスは納得できないようにアルバスを見る。

ア「ただ_______僕たちはお互い離れた方がいいんだ、オーケー？」

歩き出したアルバスの背中を見てスコーピウスは胸が張り裂けそうになる。

Aはアルバスを追いかけてその腕をつかむ。

「どういうこと？ちゃんと説明してくれなきゃ納得できない｣

ハリーはアルバスとAを交互に見る。

アルバスはハリーの視線に気づいてAの両肩をしっかりと掴む。

「君はスコーピウスと一緒にいて、そして君も僕と少し離れなきゃならないんだ」

「どうして？ハリーがそう言ったの？」

Aはハリーを見る。

ハ「A、君はアルバスといるのか？それとも_______スコーピウス・マルフォイといるのか？」

「そんなのみんな一緒に_______」

Aが言い終わる前にアルバスはAを突き放す。

ア「君はスコーピウスと一緒にいるんだ、オーケー？それだけわかってくれ」

アルバスは早々と歩き出して行ってしまう。

Aとスコーピウスは呆然と立ち尽くす。