おつまみより美味しいモノ。２

3. 腹に溜まるかどうかは分かりかねます。 ページ3

そう、単なる隣人…

間違っちゃいないよ？




でもやっぱり悲しいと思ってしまうのは、

─ ジュンフィに恋をしてしまったから。





ｼﾞｮﾝﾊﾝ「これ」




ぱっと差し出してきたものは
部屋にあった風邪薬の箱

うん？

欲しいならあげましょうか？
腹には溜まりませんが。




ｼﾞｮﾝﾊﾝ「これお前の？」

「うーん」

ｼﾞｮﾝﾊﾝ「なに」

「いや、たぶんそう。引っ越してから買った覚えがなかったんだけど… まあ、あったから。うん。私のかな？」

ｼﾞｮﾝﾊﾝ「へえ」




ぽいっとテーブルの上に置かれた箱。

いるの？いらないの？


そういえば大屋さんかも分からないけど。

はっ！
お礼するの忘れてた…！



ジュニを見たらニコっとしてくれて。

うぅｯ… ///




ｼﾞｮﾝﾊﾝ「ジュニでしょ？買ったの」

『俺？ 風邪引いてたのは知ってるけどそこまではしてないよ』

ｼﾞｮﾝﾊﾝ「(ｼﾞﾛｼﾞﾛ)」

『ヒョン、なんで疑ってるの〜！』




ぽかぽかと殴る可愛いジュニくんに、肩を押さえながら疑いの目をやめないジョンハン。


なんてことを言うんだ。

ジュニの言う通り、
わたしが風邪引いたことすら知るはずがないのに。
仲良くも無かったし…
ん？ 知ってたな？

… くしゃみが聞こえたからか。




まあ、とりあえずお二人とも
そろそろお開きにしませんか？←

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