おつまみより美味しいモノ。２

4. OMG！ - JN side - ページ4

- Junhui side -



ヒョンが鋭くて少し焦ったけれど。

Aはぜんぜん気付いてなさそうで安心した。


でも。




「ジョンハン。そろそろ寝たいんだけど〜！明日も仕事だし」




彼女のこの一言で
俺たちはとんでもなく驚いて目を見合わせた。


呼び… 捨て？

いつの間にそんな仲良くなったの？


呑気に伸びを繰り返すA。


黙ったまま首を横に振って、
否定しているヒョン。

俺が訊くより先に言葉を発した。




ｼﾞｮﾝﾊﾝ「ねえ、今の」

「ん？ だから〜 仕事なんだって仕事！」

ｼﾞｮﾝﾊﾝ「違う。呼び方」

「ジョンハンでしょ？ …… あ、」




目と口を開けたままポカーンとするA。

なんて間抜けな…

でもきっと俺も同じ顔。


─ ヒョンと話す機会なんてそんなにあった？




「えぇーと、最近そう呼んでたからつい(ウザくてつい)」

ｼﾞｮﾝﾊﾝ「呼んでた？ ハア？」

「ごめんなさい」

ｼﾞｮﾝﾊﾝ「いつどこで」

「心のなかで勝手に… 」

ｼﾞｮﾝﾊﾝ「うっわ、気持ち悪」

「ごめんなさい」

ｼﾞｮﾝﾊﾝ「俺 お前に興味ないんだけど〜」

「それは私からもごめんなさい」

ｼﾞｮﾝﾊﾝ「はぁぁっ？ もぉらごぉ？！ジュニｯ なんなのコイツ！」

『ま、まあまあ… 』

「自分勝手な人って苦手なんだよね」

ｼﾞｮﾝﾊﾝ「ジュニ〜〜〜？！」

『ヒョン、暴れないで！ それからAさんも挑発しないでくださいｯ』




心の中でヒョンについて何を思って、
呼び捨てになったのかは気になるけど。


この争いはボクの制止も虚しく、ハニヒョンの怒りが収まるまで繰り広げられましたとさ。

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