おつまみより美味しいモノ。２

15. そうなの。ボクは良い子なんだよね。- JH side - ページ15

… 参ったのはボクでした。




ｼﾞｮﾝﾊﾝ「あーもー重ーーーーいっ」

「ジョンハン良い子ね〜♪」




案の定バランスを崩してコケたお詫びに
荷物をすべて任された。

これ重すぎｯ

コイツ何者だよ…




「何でこんなところにいたの？」

ｼﾞｮﾝﾊﾝ「秘密」

「ハイ、もう1袋追加〜☆」




楽しそうに並んで歩く女。




ｼﾞｮﾝﾊﾝ「こんなに何買ってんだよ」

「秘密」

ｼﾞｮﾝﾊﾝ「… 着いたら覚えてろ」




─ 変な女。

ジュニも引っ越した当初は
ずっと言ってたっけ。

可愛いトゥングァナ(ｽﾝｸﾞｧﾝ)は
その話を聞きながら
ひたすらニヤニヤしてたけど。




「ねえ」




我ながら最高にダルそうな顔で
女の方を向いてやった。

というかほぼ目だけ動かしたんだ。


でも女はこっちなんか見もせずに小声で、




「アイドルなんだよね？ 実は急いだ方が良かったりする？」

ｼﾞｮﾝﾊﾝ「なに、急に」

「いや」




女の視線の先には、
コンビニの前でこっちを見ながら
コソコソと話す女2人組。




あー……

16. 『ジョンハン』という美人な男の子を観察してみましょう→←14. 姫の気まぐれ ⚀⚁⚂ - JH side -

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