ノーマル人間が魔界へ行くと…９【魔入間】

真心クッキング教室!! ページ27

入間君がアメリさんを誘って、うちで一緒にお菓子作りをするんだって

邪魔しちゃ野暮かなと思ったのだけれど、私のエプロンまで用意されていた。


「「レッツクッキング〜！！」」


ソワソワするアメリさんを微笑ましく見て


「お菓子作りなんて何年ぶりだろ〜」

「ご用意ありがとうございます！
オペラさん！」

「なんのなんの
では、私達は向こうにおりますので」


流れるように腰を抱かれる。


「「……」」←入＆ア

「……はっ！？
私も一緒に作るんじゃないの！？」

「お二人のお邪魔をするのですか？」


耳打ちされた耳を抑えながら「だってエプロン…」言い訳したら


「可愛らしいA様のエプロン姿を拝見したかったもので
しかし欲を言えば、裸エプロンが良かったですね

はい、行きますよ」


で、結局、陰ながら見守っています。

材料を丸ごと、手あたり次第に入れていった二人

とんでもないブツを生み出した。


「「できた」」

「できてない」


オペラさんの指導が入ります。


「いいですか、貴方がたは料理を根本から理解していないのです
キョトンとするんじゃない」


腕まくりをした彼にドキッとさせられて


「料理とは、正確な手順、丁寧な作業
それと、」


座ってる二人ではなく、こちらに目配せし


「気持ちです」


と、何か返した方が良いのか？な、暫しの間ののち


「手順と作業なら私が指導します
なので、しっかり聞いて美味しい物を作りましょう

気持ちを込めて作るのですよ」


「「はっはい！」」

「折角ですのでA様もご一緒にどうぞ
私へのお菓子を作りましょう
気持ちを込めて」

「……」


という事で、仕切り直しで私も加わった。

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