検索窓
今日:5 hit、昨日:1 hit、合計:115,045 hit

新たなお礼 ページ15

しばらく沈黙が続いたが、それを破ったのは牛島くん。


「クッキーのお礼がしたい」


「えっ?で、でもこのクッキーは昨日のお礼だから、お礼を返す必要なんて…」


そう言うと、牛島くんはむむっと黙って考え込んでしまった。
あ、あれ??


「…なら。」


「?」


「今からサーブ練習をする。」


「えっと…それはもしかして…絵の参考にしても良いってこと…??」


「ああ。…全員が揃っているところで練習を見ても、誰を描けばいいか分からなくなりそうだからな。ならば、俺一人を集中して見た方がいい」


私は人生一心が昂った気がした。
全国でも有名な大エース、牛島若利のひとつのプレーが見れる。しかも、特等席。今私だけが見れる最高の景色が…。
こんなに美術欲が揺さぶられる日など、久々だ。自分でもこんなに心が高まるのか、って位に。


「あ、ありがとう…!!」


めいっぱいの気持ちを込めて、感謝を伝える。


「今ボールを取ってくる。...このクッキーを預けてもいいか」

「うん!」

私はクッキーを受け取り、牛島くんは倉庫にボールを取りに行った。


「牛島くんの…サーブ」


私、今日死ぬかもしれません。






----------------

毎日、最大3話更新を目指して頑張ります。

超バレー馬鹿と超美術馬鹿→←奇妙な縁



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (60 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
123人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー , 牛島若利 , 白鳥沢   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:矢風 | 作成日時:2019年9月30日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。