眩しい夏の忘れ物【瀬名泉】

忘れ物2 ページ2

瀬名side



『お…お帰りなさい？』





日頃ゆうくんを監視して身に付いたスピードで本屋から戻ってきた





泉「はい。コレ」





本屋で買ってきたものを渡し、隣に座る





『こ、これは…？』





泉「今月号の雑誌。俺が出て『す、すごい！！』…」





急に大声をあげた彼女を見ると雑誌の表紙をキラキラした瞳で見ていた





『すごいすごい！み、見てもいいですか！？』





泉「え、うん。そのために買ったんd『ありがとうございます！わぁ〜…』…」





興味深々にページをめくっていく





『瀬名…泉…』





とあるページで手が止まった





そのページは俺が見開きに大きく乗っているページ。





『この人、かっこいい！瀬名泉さんって言うんだ…』





いや…





泉「その瀬名泉が、俺だからね…？」





『………な、なぁぁぁぁぁ！！！』





いや、普通気づくじゃん…





『貴方が瀬名泉さん！？ほ、ほんと！？』





泉「そうだよ。」





『すごいすごい！本人が目の前にいるなんて…！』





キラキラした目で此方をみてくる





泉「そういや、あんたの名前…聞いてなかったね」





『わ、私ですか？私は一宮A[ｲﾁﾐﾔ]って言います！えっと、瀬名泉さんよりひとつ年下ですね』





雑誌に書いてある俺のプロフィールを眺めて言う





なんか、こんなに俺の載った雑誌みて喜んでる人みるのは初めてで





ちょっと、嬉しいな…

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