八錠目 ページ9
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まふまふside
桜良が来ない。
これは決して何かの比喩とかじゃなくて、本当に来ないのだ。“集合時間の20分前”を徹底しているあの桜良が。
もし遅れるとしても絶対に連絡がくる。
しかも、メッセージの返信も返ってこない。
｢……なあ、まふ｣
｢ん？どうしたの、さかたん｣
｢桜良、どないしたん？｣
｢あー、何かあったのかな｣
｢…なんかね、連絡がつかないんだ…｣
そう言った途端、さかたんが勢い良く僕の方に振り向いた。いや顔こっわ、夢に出そう。
｢え、桜良大丈夫なん？！｣
｢あ、そこ死ぬよ｣
｢えっ、あっ、うあぁぁぁ！ちょっ、あまちゅ！言うの遅いってー！もー！｣
こっちは平和だな…。
｢あ、さかたんさかたん｣
｢どした、まふ？｣
｢いや、ちょっと見たい番組がありまして……｣
｢ごちうさ？｣
｢断じて違う、二人が帰ってから見る｣
｢いや、見るんかい｣
そこは気にしちゃ駄目なんだよ、天月くん。
テーブルの上に転がっていたリモコンを取ってテレビをつける。
すると、映った画面は速報のニュース画面。
通り魔が、ある病院の近くの歩道橋で出たらしい。いつ死ぬか分からない恐ろしい世界だ。怖いなあ。
«＿＿＿身元確認をしたところ、……＿＿＿»
女子高生か…。まだまだこれからなのに…。
可哀想だな…。お母さんも悲しんでるんだろうな…。
«＿＿＿佐倉田桜良さんが、……＿＿＿»
｢……えっ？｣
«＿＿＿佐倉田さんは、病院に搬送され、一命は取り留めましたが、意識不明の重体……＿＿＿»
｢……ねぇ、さかたん、天月くん…｣
｢ん？どしたの、まふくん？そんな暗い顔して｣
｢ほんまや、なんかあったん？まふ｣
二人ともまだ気付いてない。言わなきゃ、でも、怖い。大丈夫かな…。
｢え、ちょっ、ほんまにどうしたん？大丈夫？｣
さかたんが心配そうに僕の顔を覗き込んでくる。
｢…………桜良が｣
｢あ、えっ、桜良？｣
｢……通り魔に、あったかも、しれない｣
｢……はっ？｣
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ちょこ - 更新が止まってます！戻ってきてください！続き楽しみに待ってます！(´;ω;｀) (2022年7月10日 22時) (
レス) @page22 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
sake - こんにちは(？)夜分に失礼致す。更新待ってまーす！^^ (2022年3月1日 0時) (レス) @page22 id: bea98890ed (このIDを非表示/違反報告)
みぃ - 阿崎さん» いえいえ これからも頑張って下さいね（≧∇≦） (2021年2月15日 23時) (レス) id: 2760ee0f6d (このIDを非表示/違反報告)
阿崎(プロフ) - みぃさん» ありがとうございます！頑張ります！あ、ほんとだ。教えて下さりありがとうございます…。多分、書いてる途中で間違えたんだと思います。すみません……。 (2021年2月14日 23時) (レス) id: 4224dcacb9 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ - 面白かったです！更新楽しみに待ってますね（≧∇≦）あと質問なんですけど七錠目と八錠目で通り魔ってあるけど交通事故じゃないですか。ニュースが別なのか分かんないので(理解力ない馬鹿なので)教えていただきたいのですが良ければお願いします。頑張って下さい！ (2021年2月11日 9時) (レス) id: 2760ee0f6d (このIDを非表示/違反報告)
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