【文スト】いやぁ…転生は良いとして………何で幼女?

11話 ページ11

敦視点
『武装探偵社』
聞き覚えがあった

曰く、軍や警察に頼れないような危険な依頼を専門にする探偵集団

昼の世界と夜の世界

その間を取り仕切る薄暮の武装集団

なんでも『武装探偵社』の社員は
多くが異能の力を持つ『能力者』と聞くが……

「お!
あの鴨居頑丈そうだね
たとえるなら……
人間一人の体重に耐えられそうな位!」
「立ち寄った茶屋で首吊りの算段をするな!」

「違うよ、首吊り健康法だよ
知らない?」

「何!あれ健康にいいのか?」←信じた



本当にこの人たちが武装探偵社の方なのかなあ……
「まず頑丈なネクタイを用意しましょう」
「ふむふむ」ｶｷｶｷ
「くびつりって、けんこーにいいんですか?(国木田ママ純粋!)」←信じた(フリ)
「Aちゃん、信じちゃだめ」←



「そ…それで
探偵のお二人の今日のお仕事は…?」

「む……『虎探し』だ」

「……虎探し?」
「とら…?どーぶつえんからにげちゃったんですか?(来たぁぁぁぁ!!←)」

ﾄﾞｸﾝ…

「違うよ
近頃町を荒らしている『人食い虎』のことさ
倉庫を荒らしたり、畑の作物を食ったり好き放題しているのだよ」

「最近この近くで目撃されたらしいのだけど＿＿＿」

直後、大きな音を立てて椅子から転げ落ちた

「ぼ…ぼぼ、僕はこれで失礼します」
回れ右をして立ち去ろうとするも＿＿＿



「待て」
頸根っこを捕まれてしまった





「む、無理だ!奴＿＿＿
奴に人が敵うわけない!」
「貴様…『人食い虎』を知っているのか?」

「あいつは僕を狙ってる!殺されかけたんだ!
この辺に出たんなら早く逃げないと＿＿＿」
勢いよく床に叩きつけられた



「…ッ!」
「云っただろう
武装探偵社は荒事専門だと

茶漬け代は、腕一本かもしくは凡て話すかだな」


腕を強く捻り上げられた

鈍い痛みが走る
「…………っ!」




「国木田君
君がやると情報収集が尋問になる
社長にいつも云われてるじゃないか」
「……ふん」

何時の間にやら、周りに野次馬が集まっていた

「なんだ、見せものではないぞ」




「それで?」
太宰さんが、ゆっくりと近付いて聞いてきた


「………」



話すしかない…………




あれ……?






そういえば………Aちゃん……





何時からいなかったっけ………?



.

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