検索窓
今日:12 hit、昨日:12 hit、合計:588,016 hit

27 ページ27

side 神山

部屋の前でもう一度インターフォンを押す。
ガチャっと恐らく鍵を開ける音がして、扉を開けたのは望だった。


望「いらっしゃーい!
はよ、あがってー」

神「え、Aは?」

望「おるよ?
Aー、神ちゃん達きたー」


望がそう言うと奥からいらっしゃーいて声が聞こえる。


望「スリッパ使う?」


なんて下駄箱からスリッパを出す望。
え、ちょいちょい。


重「何お前、Aの家何度も来てんの?」

望「いや?今日が初やけど」

重「何でそんな馴染んでんねん!(笑)」


「ごめん、洗い物してたー
...え、何で望スリッパだしてんの?」

望「下駄箱開けたらあったから?」

「普通勝手に開けないでしょ!?」

望「お客様きてんからしゃーないやん!」

「お前もそっち側の人間だろ!」

望「女の子がお前とか言うたらアカンって!」


玄関に現れたAと望が繰り出す夫婦漫才。
は、何なんこれ。何で俺こんなん見せつけられてるん?


神「あ、これ手土産って言ったらあれやけど、作ってん」


そう言って差し出したのは俺の得意料理のからあげ。


「わぁ!ご丁寧にありがとうございます。
美味しそうだね、早く食べたい!」


一度しっかりお礼を言って笑顔で受けとるA。
本当に狭いけど、どーぞと中へ案内される。


「スリッパ使ってくれていいんだけど、メンズサイズじゃないから小さいかも...
てか望は本当に何勝手に使ってんのよ...」

望「俺軽い潔癖やからー」

「やめて」


そう言うてAに抱きつく。
いつもやったらもうちょい照れたり心底嫌そうにするのに、そんな風でもなくて。
慣れてるからこそでにる突き放し方、みたいな。


重「なんかお前ら仲良くなってへん?」


その違和感に気づいたのはしげも同じみたいやった。




神「おわ、かわええなぁ。Aっぽい」

「ありがとー」


案内されたリビングはカジュアルな雰囲気やけどお洒落で。
ちょちちょいレトロなアイテムがあってかわいい。


重「うわ、ロフトええなー!」


しげが躊躇わずにロフトへ続く梯子を登る。


「ちょっと待て!!」

重「あ゛ーーーー!!!」


すぐさまAがしげの服を掴んで引きずり下ろす。

俺らがおじゃましてものの数分でAはすでにちょっと疲れた顔しとる...(笑)


「もう、とりあえず皆さんどこでもいいから座って...」


しげが一番にソファにどかっと座って足伸ばして、
お前ら全員床やで!なんてきゃっきゃ言うて。
ほんま子供やで。

28→←26



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (233 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
659人がお気に入り
設定タグ:ジャニーズWEST , 小瀧望 , 神山智洋   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:のら | 作成日時:2019年6月12日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。