7色の後ろ側 3《赤》 (ページ20)

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桐「お前ようやったな！？」

望「てか俺ら息ぴったりすぎひん！？」

中「ちょっとは気ぃ晴れたわ」

収録後の控え室。
皆さんのテンションはそりゃあ高い。

美「重岡本当によくやったわ」

重「まぁな？俺できてまうねんなぁあーゆーの」

濱「悪いヤツやでぇ(笑)」

神「淳太ものんちゃんもすぐ乗っかったもんな(笑)」

望「あれは乗っかるやろ！」

中「初めてしげの事褒めたなったしな」

重「じゅんたぁ褒めて♡」

中「きっしょいねん！調子乗んな！(笑)」

桐「Aちゃん俺らに愛されてんなー(笑)」

「ありがたい話です(笑)」

まさかアドリブであんな事やってのけてしまうなんて。
けして褒められる事じゃないのかもしれないけど、私を思ってしてくれた事と考えると、正直すごく嬉しかった。

藤「そんでさ、ええ加減やめへん敬語」

藤井さんが鞄をごそごそ探りながら言う。
スマホなら手前のポケットですよと伝えるとニヤッと笑ってお礼を言われた。

藤「俺の事流星でええし。タメ口のがやりやすいねん」

中「そしたら俺もやな！淳太て呼んでや」

重「ほんなら俺の事は重岡様でええで」

桐「なんでやねん(笑)」

望「俺の事も！全然小瀧さんなおらへんし、ちゃんと望って呼んで！もっとかわいがって！」

濱「最後のは無視でええからね」

望「あ゛ぁ！？」

神「みーんなもっと仲ようしたいねんて。
俺らほんまにAちゃんの事好きやねん。
変な奴に絡まれたら守ってあげたいし、何かあったら頼ってほしい。
Aちゃんは仕事相手にって言うてたけど、俺らはもう仕事関係なく大事な仲間やって思っとるから」

ああ、なんて優しい人達なんだろう。
この人達のマネージャーになれてよかった。
今まで何度も感じた事を今日もまた私は感じてる。

神ちゃんの言葉に目頭が熱くなって、言葉に詰まりながら頷く。

望「A泣きそうやん！俺が慰めたる！」

桐「ちょいちょいちょい」

望「照史離せや！」

藤「てか神ちゃんめっちゃクサなかった？(笑)」

濱「あんなんよう真顔で言えるなぁ、俺無理やわぁ」

神「は！？本当の事やからええやんけ！」

中「メンバーの前でも言えちゃうのがさすがよな」

重「くっさいくっさい！プンプン臭うで神ちゃん(笑)」

神「しげうっさいねん！！(笑)」

美「...私いい仕事紹介したでしょ？(笑)」

「ほんと、最高の仕事だね」

騒ぐ7人を見つめながらこの日々がずっと続けばいいなと願った。