神の気まぐれで転生させられたら文ストの世界に飛ばされた!? ２

Qに会おう!!! ページ31

樋口「あの、その太宰？さん....？」

太宰「なんだい？」

樋口が太宰を呼んだ。何かあったのだろうか？

樋口「あの、小さいのがギャングと不良の合同集団の長なんて信じられないぞ」

『おい、聞こえてる』

太宰「あっはは、本当だよ。元幹部の私の圧を軽々超えてきて、圧倒した。なんなら、投げ飛ばされたし」

その発言に樋っちゃんと銀ちゃんが驚きの目で見てきた後、顔を青くしてぴくぴく震えていた。子鹿のモノマネかなんかかな？うふふ、かわいい←怖い怖い怖い怖いです!!!!?by敦

『...あ、Qが開放されたんでしょ？なら行かなきゃね。前、本部に行った時森さんに止められて見れなかったもの』

太宰「Qが?君達は何をしたのか分かっているのかい!?Qが座敷牢へ監 禁されていたのは異能力の中でも忌み嫌われている"精神操作"の異能だからだ!彼自身を傷つけた者は精神が狂い無差別に暴れ狂う」

『それなら俺のも意味嫌われるのかな?中には精神操作の奴もあるし』

太宰「君は制御出来るけどQは制御出来ないんだよ...!!待てよ?君達は"私を守るため"と言ったかい?マズい!行くよリツちゃん!!」

『了解。ばいばーい銀ちゃんと樋っちゃん』

樋口「ば、ばいばーい....?」

銀「ふりふり」

皆優しいなぁ。敵対組織の見知らぬ女の子が手を振ってばいばーいって言ったのに、振替してくれるんだよ？優しくない?この世界大好き
走って敦くんの所に向うと、遅かった。もう敦くんはQの異能力に掛かっていた。
太宰は急いで敦くんの元へ行き異能力を解除した。

敦「!!?太宰さん...!僕はっ!!僕は」

敦くんは失敗からの感情で狂いそうになっていた。それを横目で見て、俺はQと話ていた。


『わぁ、君かわいいね。幼女と変わらないじゃないか!こんなに可愛いのに牢獄へぶち込むなんて森さんはおかしいね!異能力の問題なら制御できるように教えればいいのに!』

Q「お姉さんはやさしいね!!皆ぼくを嫌うんだよ。おかしいよね？」

『そうだね。ほら、お菓子あげるよ』

太宰「ﾁｮｯﾄﾘﾂﾁｬﾝﾅﾆQﾆｵｶｼｱｹﾞﾃﾙﾉ!?ﾁｮｯﾄﾊｱﾂｼｸﾝｦｼﾝﾊﾟｲｼﾀﾏｴ!」

そう太宰が大声で言ってきた。遠くからでよく分からないけど心配しろだかなんだか...

『大丈夫だよ!!ちゃんと心配してるから!!』

Q「...でも皆そう言ってぼくを不自由にするんだ。だからお姉さんもそうなんでしょ!」

そうだった。Qも同じだった。親しい人間から裏切られ、挙句の果てに閉じ込められた。だから人間不信になるんだ。

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