神の気まぐれで転生させられたら文ストの世界に飛ばされた!? ２

らーんぽっっさーん ページ29

乱歩視点


此処に居る攻勢はリツしか居なかった。だからリツに行かせた。僕の読みだとリツはまだまだ力を隠し持っている。僕の部屋で暮せと言ったのだって1つも情報や戸籍すらも無い彼女を探る為だった。優しくすれば、僕達に心を開かせれば、いずれボロを吐くだろう。と
なのに全然ボロを出さないじゃないか!!今分かっているのは、虐待されてたって事だけ。心を開いていた様に見せかけて全然開いてないじゃないか!!挙句の果てに人間として全然信用されてない!!!



















なんで.....？どうして君はそんなのになっちゃったの？そうしたのが家族なら僕は思いっきり殴りに行くよ。探偵社総出で止めたとしても僕は必ず行く。だってそれは親、いや、家族として間違っているから。



そう思っていると"堕天使"が現れた。リツがいきなり変身して堕天使の姿になったんだ。皆驚いている。勿論僕もだ。

「[一寸リツ!!どうしたの!?]」

焦りながらそう通信機に向かって言った。

(何時ものリツなら直ぐに返事をしてくれる。だから返事をしてくれ)


そう願っていた。
だけど意識がないのか、その通信機の方を向き表情を変えずにリツは何かを放った。その影響で通信機は壊れた。

「一体どうしたってのさ.....!!」

僕は悔しそうに呟いた。
それから一分後。リツの姿が元に戻ったのを見ると、僕は与謝野さんを連れて勢いよくリツの元へ走っていった。

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