番外編�� 水着 ページ49
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「もうすぐ南の島だね〜」
「あっち行ったら海であそべるかなぁ」
それは、南の島に行く事が決まった放課後。E組の女子達はショッピングモールまで水着を見に来ていた。
「まさか佳奈ちゃんがスクール水着しか持っていないとは…」
『うん。ここ数年海に遊びに行く事がなくて…』
普段休みの日は家でダラダラしていることが多かったから、しばらく海に行っていなかった私は学校指定の水着しか持っていなかった。
南の島の海で遊ぶ話になって、この際皆で新しい水着を新調しようと集まっていた。
「(本当は磯貝が照れてる姿を拝みたいだけなんだけどね)」
「(好き同士なのに全然進展しないしね)」
一部の女子達がなんでか私を見てニヤニヤ笑ってるのを見て何なのだろうと思う。
『うわぁ…水着っていろんなのあるんだね』
「佳奈ちゃん、これとかどうよ？」
『えっ、こ、これは…』
莉桜ちゃんが勧めてきたのは黒色のビキニ。布がない部分が多くて、これは流石に露出が多いと即答で却下してしまった。
「じゃあこっちの白の方は？」
「うーん…なんか着せられている感でちゃうなぁ」
皆自分達の水着を見なくていいのかな。なんか私ばかり選んでもらっているみたいで申し訳ない。
ビキニとかじゃなくて、スクール水着にちょっとアクセントをプラスした感じがいいなぁなんて、せっかく選んでくれているのに拘るのもなぁ…
「佳奈ちゃんに似合う色で選ぶのはどう？」
「なんとなく黄色とかオレンジとかのイメージあるよね」
「ピンク」
「「！！」」
「佳奈ちゃんにはピンクでしょ！！」
『ピっ…！？』
なかなか見つからなくて私に似合う色で水着を選ぶ事になった瞬間、メグちゃんがすごい勢いで「ピンク」と言う。
「たしかに…佳奈ちゃんにはピンクだ」
あんなにビキニを選んでいたにも関わらず、最終的には大人っぽいビキニではなく、薄いピンク色のワンピース型の水着になったのだった。
※鷹岡の件もあって水着を着る暇もなく、結局着ないことになるのだった。
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miyu_miyu33??(プロフ) - 私もです！ (9月6日 6時) (
レス) @page50 id: 805b8a7a22 (このIDを非表示/違反報告)
美羽 - 三日月とフラワーを読みました次を読みたいんですけどパスワードが分かりません (9月5日 0時) (レス) @page50 id: 3d5ecef508 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：野乃梅 | 作成日時：2023年8月19日 1時
