41-1 プライド ページ46
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学園祭が終わり、次に迫っているのは期末テスト。
椚ヶ丘学園祭の総合成績、私達のクラスは中高合わせたランキングで3位だった。2日の途中でお店を閉めたにも関わらずこの好成績。もし最後まで勝負をしていたら1位だった浅野君のクラスといい勝負になってたかもしれない。
「さぁて、この1年の集大成。いよいよ次は「学」の決戦です。トップを取る心構えはありますか？カルマ君」
「さぁねぇ、バカだから難しい事わかんないや」
テストにおいてこのクラスの期待の星である赤羽君だけど、殺せんせーからの問いには曖昧に答えていた。
「一学期の中間テストの時はクラス全員50位以内という目標を課しましたね。あの時の事を謝ります。先生が成果を焦りすぎたし…敵の強かさも計算外でした」
そして今回の期末テストの目標こそクラス全員50位以内。
杉野君からの情報によると、A組の担任が理事長先生に変わったらしい。ついにラスボス降臨って感じだ。
この暗殺教室が成り立つのに欠かせない役者が3人いる。
1人はもちろん殺せんせー。賞金首の怪物教師。
もう1人は烏間先生。超有能なこの人の働きなくして私達は暗殺者として機能しなかった。
そして、最後の1人が学園の支配者である浅野理事長。自分の学校を暗室の舞台に提供する懐の深さと、それでもなお一切揺るがない教育への自信。
「正直あの人の洗脳教育は受けたくないよ」
異様なカリスマ性と人を操る言葉と眼力…授業の腕もマッハ20の殺せんせーと並ぶ。多分あの人の授業を受けたらもう逆らえる気がしなくなるかも…
▽ ▽ ▽
放課後、山から降りる私達は殺せんせーと理事長先生の話をしていた。
「理事長と殺せんせーってさ、なんかちょっと似てるよね」
「どこが？」
「2人とも…異常な力持ってんのき普通に先生やってるとこ」
確かにそうだ。殺せんせーはマッハ20で動けるし、理事長先生なんてあれだけの才覚があれば総理でも財界のボスでも狙えたかもしれないのに。
「たった1つの学園の教育に専念してる。そりゃ手強くて当然だよ」
山を降りて本校舎が見えてきたところで私達は足を止める。そこには浅野君が立っていたのだ。
「…なんか用かよ」
「偵察に来るようなタマじゃないだろーに」
いつもと様子が違う浅野君を見てどうしたんだろうと人の隙間から覗いていた。
「こんな事は言いたくないが…君達に依頼がある」
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miyu_miyu33??(プロフ) - 私もです！ (9月6日 6時) (
レス) @page50 id: 805b8a7a22 (このIDを非表示/違反報告)
美羽 - 三日月とフラワーを読みました次を読みたいんですけどパスワードが分かりません (9月5日 0時) (レス) @page50 id: 3d5ecef508 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：野乃梅 | 作成日時：2023年8月19日 1時
