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「元気だねぇ若人は」
「楽しそ〜、安全そうなら明日は私も行こうかな」
『私は遠慮するなぁ』
「佳奈ちゃんは高いところ苦手だもんね」
この時、私達はもっとリスクを考えて皆を止めるべきだったのかもしれない。
私はその場に残った女子生徒達と一緒にいつもの通学路で帰宅した。
▽ ▽ ▽
その翌日、私達E組は、わかばパークという保育施設に訪れていた。
「かわりにね、このお兄ちゃん達が何でもしてくれるって！」
建物を伝って下校した岡島君達は、地面に降りる時に現場にいたこの施設の園長・松方さんに怪我を負わせてしまった。岡島君達に驚いてバランスを崩して転んだ拍子に右大腿骨を亀裂骨折したそう。
もちろん殺せんせーは怒り、私達はテスト当日までの勉強を禁止され、松方さんが歩けるようになるまで代わりにこの職場で働く事になったのだ。
「まったく…何で私ら無関係の生徒まで連帯責任かねぇ」
「…面目ねぇ。あとすっげぇ噛みつかれてる」
「私達ももっちりとビンタされたよ。全員平等に扱わないと不公平だからって」
殺せんせーは昨日怒った時に皆にビンタをしたそうで、私達も今日「許してつかあさい」とペトペトと痛くないビンタをされた。
「ごめんよ〜…」
「気にしないで。他人にケガとか予測できなかった私達も悪いし」
「…そーね。私にも監督責任あるかもね。こいつらおもしろサーカス団の調教師として」
「「あァ？」」
授業以外でやるなと言われていた事だ。止めなかった私達にも非がある。
「ま…勉強なんて家でこっそりやればいい。
「竹林…」
「パンツ一丁じゃなきゃ良い事言ってくれてるんだが」
「なかなかやんちゃな子が多いみたいね」
寺坂君の首元に噛みついてくる子もいれば、今の竹林君みたいにズボンを下げてくる子供もいて、この施設にいる子供達はだいぶヤンチャのようだ。
「で、何やってくれるわけおたくら？大挙して押しかけてくれちゃって。減った酸素分の仕事くらいはできるんでしょーねェ」
子供達の中でも一際背が高めな女の子が言った。
なかなかとんがった子もいらっしゃる。
「やべぇ…さくら姐さんがご機嫌ななめだ」
「ああ…」
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miyu_miyu33??(プロフ) - 私もです！ (9月6日 6時) (
レス) @page50 id: 805b8a7a22 (このIDを非表示/違反報告)
美羽 - 三日月とフラワーを読みました次を読みたいんですけどパスワードが分かりません (9月5日 0時) (レス) @page50 id: 3d5ecef508 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：野乃梅 | 作成日時：2023年8月19日 1時
