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自分達が良かれと思ってやったことに後悔もしてるし、烏間先生にとって任務が大事だっていう事もわかるけど…
「………この後次の殺し屋との面接がある。先に帰るぞ」
「か、烏間先生！！」
「地球を救う任務だぞ。君達の場合は中学生らしく過ごしていいが…俺や彼女は経験を積んだプロフェッショナル。情けは無用だ」
烏間先生は厳しい人。特に、一人前の大人には…
でも、もし私がイリーナ先生と同じ立場で、磯貝君から烏間先生と同じ事を言われてしまったら…たぶん立ち直れなくなる。
殺せんせーのいつも通りの授業も、イリーナ先生がいなかったらその事を考えてしまってあまり集中できなかった。
「イリーナ先生に動きがあったら呼んで下さい。先生これからブラジルまでサッカー観戦に行かなければ」
「殺せんせー、そんなサッカー好きだったっけ。今日の決勝戦は絶対行くって前々から言ってたけど」
顔色をサッカーボールの柄に変えてマッハで飛んでいった殺せんせー。
殺せんせーは典型的な4年に1度のにわかファンだし、普段は野球派だ。
「ビッチ先生大丈夫かな」
「う〜ん、ケータイもつながんない」
「まさか…こんなんでバイバイとか無いよな」
ここでお別れなんて絶対嫌だけど…
なんか…
『(嫌な予感…)』
そんな時だった。
「そんな事はないよ。彼女にはまだやってもらう事がある」
「だよねー、なんだかんだいたら楽しいもん」
「そう。君達と彼女の間には充分な絆が出来ている。それは下調べで確認済みだ。僕はそれを利用させてもらうだけ」
その人は、平然と教室に溶け込んできた。
「「！！？」」
「「…えっ…」」
私達、この人から花束を受け取って…
「僕は、「死神」と呼ばれる殺し屋です。今から君達に授業をしたいと思います」
前と同じように穏やかな雰囲気で入ってきたこの人に、私達はゾッとした。
「花はその美しさにより人間の警戒心を打ち消し、人の心を開きます。渚君、君達に言ったようにね」
〈！〉
「でも、花が美しく芳しく進化してきた本来の目的は」
目の前の男・死神は律ちゃんに送ったらしい画像を表示しろといい、律ちゃんはそれに従って画像を表示した。
「「び……ビッチ先生」」
画面に映されたのは、ボロボロの体に手足を縛られて眠るイリーナ先生の姿だった。それを見て思わず言葉を失う。
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miyu_miyu33??(プロフ) - 私もです！ (9月6日 6時) (
レス) @page50 id: 805b8a7a22 (このIDを非表示/違反報告)
美羽 - 三日月とフラワーを読みました次を読みたいんですけどパスワードが分かりません (9月5日 0時) (レス) @page50 id: 3d5ecef508 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：野乃梅 | 作成日時：2023年8月19日 1時
