【ヒプノシスマイク】レモネードとクリームソーダ 2 【白膠木簓】 (ページ8)

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1曲目が終わり、続いて2曲目へ。

あと3曲やったら、MCに移る予定だ。
最初の曲から4曲目まではセンターにいる楽曲のため、プレッシャーが半端ではない。

しかし、観客席を見てみると、私のサイリウムカラーを振ってくれている人がたくさんいた。
やっぱり、この景色が大好きだ。

それに今日は、いつも握手会に来てくれていたファンも多いようだ。この後のサプライズもきっと喜んでもらえるだろう。

「みなさーん！バルーンスティックでクラップお願いしますねー！」

曲の合間に煽りを入れると、観客が沸く。
心地よい、とても楽しい。

しかし、どうやらここからは2階の関係者席にいる人たちの顔はよく見えないようだ。
観客席はよく見えるが、関係者席は少し端よりだからだろうか。

だが、私のカラーのサイリウムを振ってくれているのはバッチリ見えていた。
恐らくだが、最前にいるのは一郎、二郎、三郎と乱数ちゃんがいるシブヤディビジョンのチームの人たちだろう。

簓さん、見てくれているだろうか。

＊＊＊
4曲が終わると、1期生の私とミクちゃんだけが残って、残りの1期生と2〜3期生は舞台袖に下がって行った。
次は後輩のみんなの曲なので準備ができるまでは先輩が場をつなぐ。

[みなさん！久しぶりのAちゃんどうでしたか…！？]
笑顔のミクちゃんが観客席に向かって尋ねると、サイリウムやバルーンスティックで賑やかになった。

卒業した後でも忘れずにいてくれているのは、とても嬉しい。

「まだ4曲しかやってないけど、とっても楽しい………！後半トロッコ曲続くから体力温存しておかないとだね…」

[あはは、そうだね。今日は4期生のお見立てもあるし、まだまだ頑張っていくよー！]

「うん！そういえば今日は、みなさんにサプライズがあるんですよ！ライブが終わった後、私は会場の出口でハイタッチ会をするのでぜひきてくださいね」

[えっ！？そうなのー？それはみんな帰りにAちゃんとお話しできるチャンスだねっ！]

ミクちゃんがそう言うと、スティックバルーンや拍手の音が響いた。

イヤモニに準備完了しましたとスタッフさんから連絡が入る。
ここで一旦MCは終わりだ。

「では、続いての曲にうつります！」