【実話】 俺達の学園生活は終わるはずだった件について討論会を始めます。

復興者の皆様へ ページ10

九州地方で地震が発生してから4日が経ちました。



私も小学生の頃、とても大きな地震とそれによる土砂崩れの被害を経験しました。


母親に手を引っ張られながら避難する私にはどうすることもできず
ただただ、パニック状態に陥る街を見つめながら、ただただ、震える体を抑えることしかできませんでした。


まだ小さかった私でも感じた恐怖は、今でも生々しく蘇ってきます。





今、私がこの文字を打ち込んでいるときも

大切な家族や親戚、恋人や友人を必死に捜索している人がいます。

寒いこの夜も、独り、救助を待っている人がいます。

不安が募る中、一日でも早い復興を願っている人がいます。




未成年の私には、復興支援に直接関わることができません。



しかし、私の住む地域が被災したとき、
日本各地から、そして海外からも応援する声が届きました。

時計の読み方すらわからなかった私でも、涙が溢れるほど嬉しかったことを覚えています。




苦しみと悲しみの中で必死に頑張っている人に、「頑張れ」なんて言いません。

こんなにひどいことが起きたのに、「早く忘れよう」なんて言いません。






悲しい時は、悲しみ、落ち込むときは、落ち込み、

我慢せず泣きたいときは、泣いてください。


不安なときは、思い出してください。

日本にいる、まだ会ったこともない仲間が、世界各地の、言葉も通じない仲間が、

あなたのことを見守り、あなたの不安を取り除こうと一生懸命考えています。



このメッセージを読んでくださっているあなたと、このメッセージを書いた私も

何かの遠くて近い縁で繋がっています。


私はあなたを見捨てません。私はあなたが苦しんだ、この大地震を忘れません。







暗く先の見えない夜でも、いつか、必ず、明るく眩しいほどの朝は来ます。

あなたの、その真っ直ぐな心を、どうか強く持ってください。



まだ喋ったことも、会ったこともないあなたに、この気持ちが届きますように。

震災被害でお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りし、被災された皆様に心からお見舞いを申し上げます。









2016/04/18/

「東雲 ひなた、『俺達の学園生活は終わるはずだった件について討論会を始めます。』メンバー、『どうでもいいが俺の周りが異常すぎる／騒がしい／やかましい／カオスすぎる／暴走中／佐倉姫と七人の小人』メンバー、『どうでもいい昔話の日常』メンバー一同より。」

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