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そう云って、人差し指と、中指を立てる。
「二つ、私は、探偵社の皆さんと、私の店や、うずまき、探偵社、事件現場などで話す以外に、深くかかわるべきではないと思っています。
それは、他の組織に所属する顔見知りにも言えることです。
巻き込まれるのが面倒だとか、そういうことではありません。
ただ、私の失った記憶の気配が『関わるべきではない』と、何度も、何度も言うのです。
例えば、名探偵がお菓子をくれと依頼した後、その依頼通りにお菓子を作っているとき。
偶然、探偵社員の誰かが来ている事件現場に居合わせた帰り道。
お茶に誘われて楽しい時間を過ごしているその最中。
きっと、今日の帰り道でも。
『これ以上関わるな。踏み込むな。崩すな。壊すな』と、頭の中に声が聞こえるはずです。
それが何故なのか。どうしてなのかは、私にもわかりません。
けれど、簡単には言葉にできない『確信』のようなものがあるのです」
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作者名:あき | 作者ホームページ:http://http://uranai.nosv.org/u.php/hp/fallHP/
作成日時:2020年11月30日 15時