私、轟くんのリアコだった【轟焦凍】 (ページ20)

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十二曲目ページ20

『…リサさん？大丈夫ですか？良ければ治しますよ』

「………いい！」

『……』

「あーあ、行っちゃった……あんた覚えてろよ！」

『あの……体育館裏じゃ大声出しても聞こえないと思いますよ』

「はいはい、今度呼び出すときは気をつけるよ！」

リサちゃん大丈夫かな…

あんた覚えてろよってテンプレ過ぎるな…てかリサちゃん可愛かった。

きっと可愛いから嫌われて、でも良い子だから仲間に入ってたんだろうな…

話してみたいな…いや、嫌われてそうだな。

私はまた…

．

．

『ただいま、帰りました』

「おかえり～！今日は高級なお菓子があるの！手洗って一緒に食べよう！」

『ごめんなさい、わたくしは後で食べます』

家族水入らずのところは邪魔したくないしね、父親は仕事だし母親は病院に居るけど…

轟くんはエンデヴァーに他の兄姉とか関わるのを禁止されてたから

仲良くなるチャンスなんじゃないかな？

そんなチャンスに私のような部外者が入るわけには行かないからね。

「そっか…残しておくからね！」

『はい、ありがとうございます』

生きるのも間違いな私に何故優しくできるのだろう…、善人だからかな？