最終回と始まり ページ45
お母さんの晩ごはんはいつもとても美味しい。
でも今日だけはなんだか味がしなかった。
お母さんも料理に身が入らないのか
私の味覚がおかしくなったのかはわからない。
私はいつもの何倍もの速さで
晩ごはんを食べてゆきの家に向った。
ゆきはとにかく楽しみにしているようで
「早く早く！」
といいながらカーペットの上に座って
足をバタバタさせていた。
ゆきのお母さんがお茶を持ってきてくれて
私とゆきは一気に飲み干した。
喉はカラカラだった。
「ドキドキするねー！」
番組放送が近づくにつれて、
ゆきのテンションもどんどん上がっていった。
また携帯もずっとピロンピロン鳴りっぱなしだった。
クラスのグループメッセージだった。
『始まるよ！』
『みんな絶対投票しよう！』
とグループメッセージでも応援に熱が入っていた。
そして、生放送が始まった。
ステージ上で踊る豆ちゃんは
今までで一番キラキラしていた。
もう夢が目の前にあって
それをツカんで、
今、現実になろうとしている。
私の携帯を持つ手が震えた。
ゆきがそれを見て、
ギュッと手を握ってくれた。
結果発表までずっとゆきは手を握ったままだった。
流石に手に汗をかいた。
１位で豆ちゃんの名前が呼ばれたとき、
私とゆきは強く抱き合った。
そして、私もゆきも泣いていた。
「豆ちゃん、おめでとう！！」
私たちは叫んだ。
街中から喜びの声が聞こえてくるようだった。
こうして、
豆ちゃんはＪＯ１のセンターとなった。
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ののん(プロフ) - saorisaori630さん» 友だち申請、コメントありがとうございます！長い小説なのに時間割いて頂いてありがとうございます（TT)ファイナルもぜひ最後まで読んで下さいね！ (2020年2月27日 0時) (
レス) id: b70c73754c (このIDを非表示/違反報告)
saorisaori630(プロフ) - はじめして！すごく素敵な小説でつい一気読みしちゃいました！笑ファイナルも是非読まさせて頂きたいです！友達申請しました(^^) (2020年2月26日 8時) (レス) id: 4b2dde0f96 (このIDを非表示/違反報告)
ののん(プロフ) - ちぇりさん» コメントありがとうございます(^^)面白いと言っていただけると安心ですし、やる気が出ます！！ファイナル編もよろしくお願いいたします☆ (2020年2月24日 19時) (レス) id: b70c73754c (このIDを非表示/違反報告)
ちぇり(プロフ) - はじめまして！この作品を見つけて、おもしろすぎて一気に読んでしまいました！(^^)ファイナル編も楽しみにしてます！頑張ってください！！ (2020年2月21日 8時) (レス) id: 9cc5cf3336 (このIDを非表示/違反報告)
ののん(プロフ) - コメント、友だち申請ありがとうございます！がんばります(^^) (2020年2月16日 21時) (レス) id: b70c73754c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ののん
| 作成日時：2020年1月19日 0時
