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『WORLDISTAは意識とバーチャル空間が直結した新しいエンターテイメントシステムです』
モニターに注がれていた私たちの視線と意識は、突然引き戻された。
中央に置かれたままの小さなテレビから流れてきたその声に私たちは耳を傾ける。
『WORLDISTAの世界に時間や空間の概念はありません。そして、ここでは様々なゲームや世界を体験することができるのです』
つまり、ここに来るまでに装着した“アイギア”を使えば、“WORLDISTA”という仮想空間の中を自由に行き来することができる……ということか。
そう思うと、さっきのスピーチにあった「世の中を変えてしまう」という表現が大げさではないような気がしてくる。
『それでは、オリエンテーションとして、まずは今日皆さんが参加している“WORLDISTA CUP”についてご説明しましょう』
その言葉に私はハッとした。
《WORLDISTA CUP LOG IN》
招待状にサインを記入した時、一瞬表示された文字が鮮明に思い出される。
あの招待状は、プレーヤーとしての招待だったということだろうか。
そんな考えを巡らせる前に声は続く。
『この大会に参加する皆さん、そうです、あなたのことですよ』
突然、私に直接語りかけるような口調に心臓がドキッと跳ね上がる。
『“あの部屋”に案内された皆さんは、特別なプレーヤー。WORLDISTA CUPでは、バワリーを獲得して、ランキングのトップメンバーを目指しましょう』
私は未だに状況を把握しきれずにいる。
しかし、周囲の人々の反応は違った。
「ようやくだ…！」
「絶対1位になるぞ！」
WORLDISTA CUPのことを知っている人たちがいる……いや、私のように何も知らずに来ている人はいない…？
『それでは、プレーヤーの皆さん、準備はいいですか？』
そんな呼びかけに、会場は歓声で揺れ動く。
『こめかみ部分に3秒触れてください、それがログインのための起動スイッチになっています』
その指示に周囲の人々は左のこめかみに手を添え始める。
私も見よう見まねで手を添えるが、何も起きない。
しばらく、手の位置を変えたりして試していたが何も起きないため、私は不意に右こめかみに手を添えた。
その瞬間、視界に数字やメーターのようなものが次々と表示される。
『WORLDISTAマスタープログラム スキャン完了。脳内コネクトシークエンスをはじめます。……ログイン・コンプリート』
アナウンスが頭の中に響けば、私は認識するよりも先に仮想空間へと入り込んでいた。
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Nono(プロフ) - soboroさん» soboroさん、コメントのお返事がとっても遅くなってしまい、ごめんなさい…！楽しみに待っていただき、そしてこのページに遊びに来てくださりありがとうございます！！ (2023年3月27日 21時) (
レス) id: b787eddcb9 (このIDを非表示/違反報告)
soboro - 更新ありがとうございます！密かに楽しみに待ってたのでとっても嬉しいです！ (2022年11月15日 0時) (レス) @page26 id: fea91e615b (このIDを非表示/違反報告)
Nono(プロフ) - momoさん» momoさん、コメントありがとうございます…！確か、以前にもコメントをいただいたかと思うのですが、長い間待っていただいて本当にありがとうございます！改めて楽しんでいただけるように頑張ります！よろしくお願いいたします！！ (2022年9月19日 19時) (レス) id: 2d0e74762d (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - ずっとお話の更新待ってました、！めっちゃ嬉しいです！ 無理のない程度に頑張ってください！本当に更新ありがとううございます！！ このシリーズのお話ホントに大好きです！ (2022年9月18日 23時) (レス) @page18 id: 6dd93aac59 (このIDを非表示/違反報告)
Nono(プロフ) - 紗奈さん» 紗奈さん、こんにちは！コメントありがとうございます！過去作品も楽しんでいただけてとても嬉しいです…！！今作も楽しんでいただけるように、頑張りますね…！！ぜひまた遊びにきてくださいね！ (2020年12月13日 18時) (レス) id: 250d3608a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nono | 作成日時：2020年10月29日 23時
