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story.98 ページ12

Aside






事件は解決して、私達は元の場所へ戻ってくる





私、何も出来なかったなあ。



またエンマ君に助けられちゃった。





私はバツが悪そうに目を伏せた





すると、少し先からナツメたいがこちらに走ってくるのが見える





良かった、皆無事だ。




私は安心して胸を撫で下ろす






ナツメたちはエンマ君とカイラさんにお礼を言うと、それぞれ皆分かれて、家へと足を進める





ナツメ「A?どうしたの、帰ろうよ。」






立ち止まって動かない私にナツメは振り向いて首をかしげる




私は服の裾をぎゅっと握りながら口を開いた




A「ごめん、ナツメ。私エンマ君と少し話がしたいの。お願い…必ず家に帰る、約束するわ。」





私がそう言うと、ナツメは一瞬キョトンとした顔をするが、やがて微笑んでこう言う





ナツメ「うん、分かったわ!約束よ、待ってるから!」





彼女は私の手を握ってすぐにパッと離せば、背を向けて走り出した





私はナツメを見送ると、大きく深呼吸をして口を開く





A「エンマ君ッ!」





それに反応したエンマ君の尖った耳がピクリと動き、背を向けていた彼はゆっくりと振り向く





エンマ「どうした?A。」




彼は驚いた顔をしていたが、すぐにいつもの笑顔を浮かべて私の元へ歩み寄ってくる





A「あの…今日の事件のこと、エンマ君は前から知っていたの?」





エンマ「ああ、まあな。それがどうかしたか?」




A「ううん、何でもないの。今日は助けに来てくれてありがとう。」





まだまだ聞きたいことがあるのに…



私は彼にクルリと背を向けて歩きだす





エンマ「本当にそれだけか?」





少し後ろで声がするけど、私は振り向かない




いつも通りの声音なのに私は動揺してしまう




やけに鋭い彼の言葉に思わずドキリとした






A「うん、それだけよ。」



私は平常心を保ちながら、一歩踏みだそうとした時だった





エンマ「’’閻魔’’に嘘は通じないぞ。」




後ろにいたはずの彼は目の前にいて、余裕な笑みで私を見ていた





私はゴクリと生唾を飲み込んで、やがて大きなため息をつく






A「…分かったわ。」

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桜柚季(プロフ) - 応援のコメントありがとうございます!そう言って頂けると嬉しいです。頑張ります!今更ですが、MerryX'masです。 (12月28日 21時) (レス) id: ae92252d70 (このIDを非表示/違反報告)
夏蜜柑 - とても面白いです。これからも頑張ってください。応援してます!更新待ってます!! (12月24日 20時) (レス) id: 1f2db930a1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜柚季 | 作成日時:2019年11月14日 7時

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