大正恋歌～大正のお偉いさんの息子(勘当をくらった)に溺愛されたネトゲ廃人の話～

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カチャカチャ

現在の時刻は0:26。もう深夜といっていいのかこの時間にパソコンを鳴らす少女。
少女の親らしき人物はもう寝ている。

少女____(名前)は今このゲーム最強と謳われる“ざらめ”を倒したところだった。
凄!!!!!!
神あらわる!!!!!!

こんなコメントが100も200も。
(名前)がネット上で使っている名前はウシノシタクサ。

花言葉はあなたを信じられない
ウシノシタクサ、と言えば殆どの人が知っている。
(名前)特集。というのっだってテレビで報道される。

ウシノシタクサの正体を知っているものはいない。
(名前)も自分を知らない。

生きる意味がほしい。

ピコン
メールの着信音が鳴った。

大正時代に行けば分かる。全てが分かる。
行きたいのなら祈れ。生きる意味を知りたいのならば祈れ。

「迷惑メール？でも最後の一文、＿＿＿＿＿知りたい。私。」

怪しい。行けるわけない。
そう思いつつも祈る事にした。

(どうか私を大正時代に。)

_______辺りが光に包まれた。

目を開ける。
其処は大正時代、より天界が相応しかった。

「私死んだ？」執筆状態：連載中