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手を引かれ、病院から出て、家へ向かう。
桃「………」
「………」
桃「…A」
「っ、のんちゃ、ん。っ」
どちらからともなく抱きしめあった。
思っていることはきっと私も望も同じで、
ただただ悲しくて、心にぽっかり穴が空いたみたいで、その穴を埋めるように２人、抱きしめあった。
桃「………が、…か、ら。」
「…、え？」
桃「やからっ、これからはお前のこと俺が守るから。はまちゃんおらんくても俺が守ってやるから安心し。」
「っ、じゃあ、っ望のことは私が守る。」
桃「っぷっ、意味あらへんやん、笑」
「っ、ふふっ。」
はじめて心から笑えた。
たかくんがあんな状態になってから、ずっと心が重くて、ずっと口角が思うように動かんかったけど、いま、望と笑いあえたことで、なにか変わる気がした。
望がいなくなったら今度こそ私は、
・
「のんちゃん、ありがとう。
のんちゃんがおらんかったらきっと私だめやったわ。だから、ありがとう。」
桃「やから、守るって言うたやんか」
「あ、そや。私も望のこと守るんやった。」
桃「あほやん。」
望の顔が暗闇の中少し赤くなっているような気がした。
・
たかくん、正直、まだ現実を受け止めきれないし、ショックでショックでたまらないけど、なんとか望のおかげで生きてます。
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コーヒー - 虹色のかぴばらさん» こんばんは！感想ありがとうございます！大好きなんて言っていただけて嬉しいです！更新増やしますので応援これからもよろしくお願いします！ (2017年10月19日 18時) (
レス) id: d566723de7 (このIDを非表示/違反報告)
虹色のかぴばら(プロフ) - こういうテイスト、大好きです… 更新楽しみに待ってます(^o^) 頑張って下さい!!! (2017年8月24日 23時) (レス) id: 52ac17794d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コーヒー | 作成日時：2017年5月27日 18時
