story５ ページ6
先程のなーくんというのは、この世界の王らしい。
私は今からそんなお偉いさんに会うのか…と不安になりつつ、３人で歩き進める。
「あのっ、どうしてこんなに血の臭いがするんですか…？」
タイミングを見計らってずっと気になっていた事を聞いてみると、二人は顔を見合わせた。
こ『そんな臭いする？？』
僕しないんだけど、とでも言うようにころんくんはクエスチョンマークを浮かべてる。
さ『しねぇな。けど俺達の鼻が慣れてんのかもな。Aちゃんは来たばっかだしね。』
さとみくんは冷静にそう言った。
どうやら私の鼻がおかしい訳ではないのだろう。
それだけで少し安心する。
それもそのはず、明らかにするのだ。
鼻を掠めている血の臭いが。
しかもそれは新しいものだけでなく、年季のはいった古い臭いもする。
「何で血の臭いがするんですか…？」
人が出血しまくってる、なんて言われたらたまったもんじゃないな、と内心怯えながらも聞くと、
こ『ん〜、多分、死者が暴れたりすると僕らがカマで切って強制成仏させるからだと思う。
いくら死者でもこの世界では半分人間みたいなもんだから血は出るしね。
今日の午前の部の時もいたんだよ〜。』
大変だった〜。と能天気に話すころんくん。
驚くべき内容にも関わらず、なるほど、なんて思ってしまう。
だからあの死者分別所の前は匂いが濃かったんだ。
さ『血とかそうゆうの苦手？』
さとみくんがにやっと笑って聞いてきた。
「血は全然大丈夫な方です。ホラーとかも、意外と好きなので。」
と素直に答えると、
さ『わぁお、頼もしい〜』
と横目でからかわれた。
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由羽羅(プロフ) - ねこじゃらしさん» おおおお久しぶりです…！学生もなかなか多忙ですよね笑 ありがとうございます！とっても嬉しいです泣 更新頑張ります！！ (2021年6月25日 18時) (
レス) id: 0398dd6287 (このIDを非表示/違反報告)
ねこじゃらし(プロフ) - ぉぉぉお疲れ様ですっ！色々忙しいですよね….私も勉強に追われる日々ですw更新，気長に待ってるので由羽羅さんのペースで更新してくださいっ！いつまでも待ってます！ (2021年6月25日 8時) (レス) id: e3252e2823 (このIDを非表示/違反報告)
由羽羅(プロフ) - ねこじゃらしさん» ありがとうございます…！こんな拙い表現を褒めてくださるなんて嬉しい限りです…！！涙 更新頑張ります！！ (2021年3月25日 13時) (レス) id: 0398dd6287 (このIDを非表示/違反報告)
ねこじゃらし(プロフ) - 更新お疲れ様です！あの，もう表現ひとつひとつが好きすぎて......！続き楽しみにしてます！ (2021年3月24日 17時) (レス) id: e3252e2823 (このIDを非表示/違反報告)
由羽羅(プロフ) - ねこじゃらしさん» ありがとうございます！昨日ぶりですね！！w気に入って頂けたみたいで良かったです！！ めちゃめちゃ嬉しいです！私も好きです！(？)更新頑張ります〜！！！ (2021年3月20日 20時) (レス) id: 0398dd6287 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：由羽羅 | 作成日時：2020年11月18日 20時
