異世界に来ちゃった話 【stpr】

story11 ページ12

そうだ。アリスだ。おとぎ話に全く同じモチーフのものがある。

頭の白いもやがそこだけスッと消えた感じがした。





「「「「「「え？」」」」」」




6人の声が綺麗に揃っているのが聞こえて我に帰る。


急に大きな声を出したらそりゃあびっくりされるよなと思い、咄嗟に謝ろうとすると、



さ「今何て言った？」


と私の声は音となる前にさとみくんの声に遮られた。

びっくりしてさとみくんの方に顔を上げるとじいっと真剣な目で見つめてくる。




『ア、アリス…です。』



戸惑いの隠せない小さな声で答えるとやっぱりか、といったように黙るさとみくん。



すると、なーくんも何かを思い出したように「アリス…」と呟いた。



その2人以外はなんの事だかさっぱり分からずぽかんとしている。




莉「な、なんのこと…？」

莉犬くんが沈黙を破ってそっと聞くと、




な「さとみくん…」

さ「あぁ。関係してると思う…。」



と二人は確認し合い、クエスチョンマークで頭がいっぱいの私達に説明しだしてくれた。









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お話全然進んでなくて草。

時間あったらちょっとずつ更新できるように頑張ります…。

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