やまあり's short stories 2

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慧side

「だーいちゃん、どうしたの？寝れない？」




大貴「…(ｺｸｯ」




明らかにしんどいはずなのに、なかなか寝ない大ちゃん。




「手握っててあげるから。ね？寝ちゃお？」




そう言うと、大ちゃんは安心したのかすーすーっと寝息を立てて寝始めた。




「大ちゃん、どうしちゃったの？こんな弱々しい大ちゃん、俺初めて見たよ？」




俺は、そっと大ちゃんの髪を撫でた。




風邪ひいて鼻水じゅるじゅるの時でも、"大丈夫！気合いでなんとかなる！"って言ってたのに…




俺には大ちゃんがいつもより小さく見えた＿＿。




…



「んっ…あれ俺…」




雄也「伊野尾くん起きた？」




「俺、寝てた？」




雄也「うん笑 二人とも可愛い顔して仲良く寝てたよ？ね、二人とも」





侑李「うん、大貴らしくない。ね、涼介」





涼介「うん、そうだね。」




「山田、何か老けた？」




涼介「はぁ？それどういうこと！？」




「何か今にでも枯れそうな花みたいにしなしなだな〜って思って」





涼介「…そうかも、しれないね」





「やま、だ？」





侑李「あーもう！辛気臭いのはやめよ！もうちょっとで、インタビューでしょ？」





雄也「そうだった！」





涼介「ほんとだ！」




「へぇ〜そうなんだ！」




侑李「もう！皆ったら！」




大貴「んっ、何事…？」




「ごめん！起こしちゃった？」




大貴「ううん…大丈夫」




雄也「有岡くん、インタビューどうする？しんどかったら、また後日でもって言ってくださってるけど」




大貴「寒気するのとちょっと頭痛いくらいだからいけるよ」




雄也「そう？辛かったらちゃんと言ってね？」




大貴「ありがと」

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