やまあり's short stories

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山田「名取先生」



「はい？」



山田「俺を好きになってください」



「は？」



山田「いや、もう好きですか？」



「何を言って「ｸﾞｲｯ」え」



いきなり顎持ってグイッてされた。



山田「ドキドキしますか？」



「そ、そんなわけ…」



山田「嘘。顔真っ赤ですよ？」



「…っ」



山田「ふふ、かわいいですね」



「ほんとに山田さん…？」



山田「はい。名取先生の目の前にいるのが正真正銘の俺、山田涼介です」



ちょっと怖いなって思う俺もいるし、そんな山田さんにドキドキしてる俺もいる。



山田「…ぷっ」



「へ？」



山田「あはははは！！」



「あの？」



山田「ごめんなさい！冗談なんで気にしないでください」



「冗談？」



山田「はい！あるじゃないですか？好きな人はからかってみたくなるっていうやつ！」



「今、好きって…」



ﾄﾞｻｯ｢あ、やば！！｣



山田「もー！みんないたの？」



？「ごめんごめん！気になっちゃってつい」



？「名取先生って見かけによらず、かわいいんですね！」



山田「薮ちゃん！俺の名取先生取らないで！」



さらっと失礼なこと言われた気が…
薮ちゃん？さんはふにゃっとした顔で笑ってる。
てか、俺山田さんのものになったつもりないけど？



知念「ほら、名取先生困ってるでしょ！…名取先生、僕にしない？ｺｿｯ」



知念さんは俺だけに聞こえるような声でそう言った。



「え、？」



その知念さんはというと、嬉しそうにふふふって笑ってる。



俺、これからどうなるの？

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