検索窓
今日:5 hit、昨日:2 hit、合計:1,008 hit

恋人優先して怒る友人は友人とは言わない ページ14

なぜだろう、なぜ私はレジに並んでいるのだろうか。

結局折れたのが悪かったのか。

でも断ればバラされるじゃん?は?無理ゲーかよ


なんて脳内会議を繰り広げながらレジに並んでいた






「ありがとうごさいっしたー」



『買ってきましたよー』


「遅かったじゃねェか」

遅かったじゃねぇよ!じゃあテメェが買いに行けよ!サド野郎!!


なんて言えるはずもなく


「ごめんなさい」

今日も私はチキンだ。

ちなみに自分用に買ってきたのもチキンだ。


「まあ、いいや。ほら寄越せ」


『ああ、どうぞ』


そういい沖田くんに焼きそばパンを渡し、沖田くんの隣に腰掛けた。


『あ、そう言えばお茶いります?』


「もらいまさァ」


『ん、どーぞ』


「お前はいらねェのか?」


『ああ、私お茶あるんで大丈夫です』

そういい私は水筒を取りだした


「ふーん。つか、それやめろ」

え?怒ってる?おこなの?私なんかした?

心当たりないんだけど、え?おこなんですか?どうしよう


『え、そ、それって?』


「敬語でさァ」


『あっ、敬語か。わかった、外すよ。それにしても良かった〜』


「良かったって何がでィ」


『いやー、なんか怒ってるのかと思ってさ』


「別に怒ってねぇでさァ」


『沖田くん表情筋常に有給とってるから分かりづらいんだよね。』


「じゃあ、お前は常に表情筋が働いてんな」


『えっ、そんな顔出てる?』


「常に出てまさァ。毎回毎回コロコロ表情変えるもんだから見てて飽きねェや」


『そんな?!ポーカーフェイス頑張ってるつもりだったのにな〜』


ちょっとショックよ


「俺は別にいいと思うけどねィ」


『そう?優しいね沖田くんは』


「別に優しくなんかねえだろィ」


『でも、今までの話聞く限りSだけど優しいと思うけどな』


「普通それを自分の事下僕にしたやつに言うか?」


『それもそうかも』


「お前は嫌じゃねぇのかよ、下僕」


『え?そりゃあ嫌だよ』


「じゃあ、なんであの時あるなあっさり受け入れたんでィ」


『えっ?んーそう聞かれると難しいけど、何はどうあれこんな形でもほら、一応沖田くんと友達?になれたわけじゃん。だからいいかなって。』


「こんなんで友達とは、幸せな頭してんなァ」


『いやー、だってさ私最初めっちゃキョドってたのにさ?沖田くんちゃんと対応してくれたし?話してくれたし?下僕宣言されてそりゃあ驚いたけどでも嬉しかったんだよ?』

『だってほら、初めての友達じゃん?』

恋心は拗らせると下心→←焼きそばパン好きは基本Sだから気をつけろ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.0/10 (1 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 3z , 沖田総悟
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:noname0505 | 作成日時:2020年5月10日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。