6人の始末屋【完】 (ページ14)

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13. ページ14

『私がこの仕事を始めたのは、、5年前…です。』

樹「5年前って…お前まだ18だろ？！」

高地「13歳から始末屋…？」

みんなの顔がみるみる曇っていくのが分かる。

『はい、、でも訓練を始めたのは8歳の頃なんです。』

『私の父と母、闇金から借金してたらしくて。返済できなくて殺されたんです。』

『でも私は父と母が目の前で殺されていく中で涙も出なかった。そんな私に興味を示したボスが私のことを殺さないで訓練させたんです。』

『初めて銃を握ったのは8歳…鳥とか、兎とか…沢山打ってきた、、、っ、泣たくさんっ、人を、、っ、殺して…っ、ごめっ、、泣くつもりじゃ…』

私はふわっと誰かに抱きしめられた。

大我「よく、、、よく頑張ったなっ、、、こんなちっちゃい体で…よく耐えたよっ、泣」

私は大我に抱きしめられていた。

私は子供みたいにわんわん泣いた。

父と母が死んで誰かの温もりを感じたのは初めてだった。

大我「泣いていいんだよっ、泣俺ら、もう仲間、だろ？？」

そう言ってくれる大我は目を真っ赤にさせていた。

するとほかの5人も私と大我に抱きついてきて、いい大人が馬鹿みたいに泣いた。