安心したい ページ8
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『んんっ……』
目覚めはいいものではなかった。
朦朧とする意識を何とか保ち、寝ていた場所に座る。
『……?』
周りを見渡せばそこは、寝室のような場所だった。
このベッドは誰のなのか…
よく見れば動物のものと思しき毛がチラホラとついていた。
『ここ……』
外は暗くなっており、夜ということが伺えた。
?「あ…起きました?」
扉が不意に開き、ついさっき見た男の子が入ってきた。
『あ、ユウ…くん?』
ユウ「そうです…!覚えててくれたんですね!」
明るく笑うその顔は、少年らしい顔ものであった。
?「ふなっ!起きたんだゾ?帰ったら知らないヤツが倒れててびっくりしたんだゾ…」
『へ…?ね、猫ちゃん…?』
?『おれ様は猫じゃねぇゾ!将来大魔法士になるグリム様だ!!覚えておけ!』
猫ちゃんが喋ってる……
『か…』
グリ「かぁ?」
『可愛いわ!!』
私はグリムと名乗った猫ちゃん(違う)を抱きしめた。
柔らかな毛並みが心地いい…。
グリ「ふなっ!!やめるんだゾ!!!く、くるしい…」
ユウ「ちょっ!!羨まsん"ん"っ!ぐ、グリムが!!
締まってる!!」
『はっ!ご、ごご、ごめんなさい!』
グリムちゃんを引き離し安否を確認する
グリ「ふなぁ……」
『へ、平気…?』
グリ「平気ではないんだゾ…でも、」
ユウ「『でも?』」
グリ「お前の胸やわっこくて温かくて心地いいんだゾ!!たまにはおれ様を抱きしめる許可を出してもいいんだゾ!」
『あらあら!』
ユウ「くぁwせdrftgyふじこlp!!!」
可愛いことを言うのね…!
私もグリムちゃんを抱きしめて心地よかったし…
『じゃあお言葉に甘えようかしら!』
グリムちゃんを撫でそう言うと、袖を引っ張られる
ユウ「え、えと……グリムだけずるいです……」
『あら、ユウくんだっていいのよ?いつでも抱きしめてあげるわよ!』
両手を広げ、そう言えばユウくんはわかりやすく花を散らせる。
ユウ「…姉ちゃんが出来たみたい…」
服を握られる手が強くなる。
さっきの場所で見た感じだと、ユウくんも私のように何らかの理由でこちらに来たのよね…
なら不安になって寂しくなるのも当たり前か……
『そうね…姉ちゃん、か……いいわよ?あなたのお姉ちゃんになってあげる…お姉ちゃんらしいことはできるか不安だけれども……』
ユウ「いいの…?」
『えぇ、もちろんよ?』
そう言うとユウはさっきとは違う、とても安心したような涙を流した。
?「面白いことになってきたのぉ」
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零(プロフ) - 続きが速く見たいです (2022年8月21日 17時) (
レス) @page45 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
薙矢夏樹(プロフ) - 制服すごく可愛いです！ (2022年4月7日 15時) (レス) @page43 id: 1d8502dc26 (このIDを非表示/違反報告)
ドン - 続きが気になる (2021年11月13日 22時) (レス) @page31 id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 姉貴さん» 返信・修正・最新話更新ありがとうございます！！！はい、何かあった際は伝えさせていただきます。最新話も「おぉ！」となる感じ（語彙力は皆無です）で楽しかったです！夢主の口調も好きですし…！更新、また楽しみに、気長に待ってます！ (2021年11月11日 18時) (レス) @page25 id: fb6be3cd03 (このIDを非表示/違反報告)
姉貴(プロフ) - まるさん» ご指摘ありがとうございます!!文は修正させて頂きました!なるべくこちらでも見つけれるようにしますが、また何かあればご報告よろしくお願いします!! (2021年11月11日 18時) (レス) id: 3059b9c9e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：姉貴 | 作成日時：2021年10月2日 18時
