一話 ページ3
ぴろん。
という通知音と共に、それまで見るともなく眺めていたテレビからスマートフォンに目線を移す。
「あ、ツイステのメンテナンス明けてるじゃん！やったー！」
スマートフォンを手に取った私は、待ちに待った大好きなゲームのイベント開催の告知に感極まりながら足をばたつかせた。
「はぁ、やっぱりツイステって絵がいいよね〜。絵が」
この18年間、趣味といった趣味もなくしけた日々を送っていた私に色を与えてくれたのがこの「ツイステッドワンダーランド」というゲームだ。
オタクの友人に勧められて始めたところ、見事に深みに嵌った私は気づけばツイステに課金していた。
お金をつぎ込むほど物事に熱中したのはこれが初めてだ。
それくらいツイステは絵柄から世界観まで、見事に私の嗜好と合致していた。
しかし、そんな私だがツイステで唯一いけ好かないキャラが存在する。
それが監督生。
監督生はツイステッドワンダーランドの世界に迷い込んだ魔法も使えない一般人。
一見するとなんの力も持たない非力な存在に思えるがトラブルが起こるたび、そのトラブルの元凶にキツい一言をかます、なかなか肝が座った人間だ。
しかし私には単に監督生は単にデリカシーがないように思える。
だった監督生は魔法も使えなければ、オーバーブロットを起こしたキャラのバックグランドを何も知らないわけだから、マジレスと言われる言葉の数々も言われた側からしてみれば暴言に等しいと私は思う。
「はぁ、監督生さえいなければなぁ…」
続く
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つぼね(プロフ) - 晴色 Haruiroさん» コメントありがとうございます！一話で監督生を憎んでいる理由が露わになります！お楽しみに！ (2020年10月19日 13時) (
レス) id: 57bbc83337 (このIDを非表示/違反報告)
晴色 Haruiro - どうして監督生さんを憎んでるのか気になります…！更新頑張ってください♪ (2020年10月18日 19時) (レス) id: cb91fa8278 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つぼね | 作成日時：2020年10月18日 18時
