28話 寮決め��――カリムside ページ35
すげえやつがいる！！！
最初の感想はそれだった。
今年はどんな奴が入ってくるのかな、俺も先輩になるんだからしっかりしなきゃな！
そんな風にワクワクしながら迎えた入学式で、
「あちちっ！！オレのケツに火が〜〜〜！！！」
どうしてこんなことになったんだ？？？
突如大騒ぎとなった会場の中、そこらじゅうで燃える炎が服に燃え移った。だれか消してくれよ！！とぴょんぴょん跳ね回るけれど、他の寮長たちはだれも自分を助けてくれない。
冷たいなぁ！傷つくぞ...あぁ、こんな時ジャミルがいてくれたら―――
半泣きでそんな風に思ったとき、するりと何かが体を撫でて、熱と痛みが引いていった。
「じゃ、ジャミル？来てくれたのか...？」
ぐず、と鼻を鳴らして辺りを見回す、けどジャミルはどこにもいない。
ジャミルがやってくれたんじゃないのか？？
きょろきょろしていたら、見つけた、ひとりの女の子。
事もなげに彼女がふっと手を払うと、一際大きくなった水流は炎を呑み込んでいく。
...すげえ、アイツがオレを助けてくれたんだな！！
――マジカルペンなしで魔法を操っていたのには、あまりにも自然すぎて気付かなかった。
すごくきれいだと思った。
それに強い。
ああ、早く話しかけたいなぁ！！助けてくれてありがとなって言わねえと！
それに、きっとアイツならジャミルも気に入る。そしたら三人で弁当を食べるんだ！
宴にも呼んで、たくさん笑って...きっと楽しいだろうな。
うきうきしながらカリムは彼女をじっと見つめる。
でも―――
(...もう帰っちまうのか？？？)
話の流れでどうやら、彼女がここへ来たのは手違いだったらしいと分かる。
胸のあたりがもやっとして、
「？？」
胸の辺りの服をぎゅっとつかんでみたけどもうそれは消えていた。
...いやだな。ちょっとでもいいから、話してみたかったな。
どうしてもそれが心残りで彼女の方をちらちら見やる。
そうしたら、
にこり。
彼女が、笑いかけてきた。
☆☆☆
アア〜〜〜〜カリムくんバブみが強くてぎゃわいい〜〜〜〜⤴⤴⤴
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まま - 上手に書いてそう、読もっかな？と思ってたら髪と瞳と性格の設定見て厨二臭くて、一周回って逆にわくわくする (2021年8月16日 14時) (
レス) id: 40b8a4973a (このIDを非表示/違反報告)
nomnom(プロフ) - おかめさん» いやぁぁぁぁんもう嬉しすぎます〜〜〜...ほんとにこんなおっちょこちょい作者の作品を応援して下さって、優しいおかめさんには感謝しかありません...！！よければこれからもコメント欄などでお話しさせてください〜〜！！ (ご指摘いただいた箇所直してきました！！) (2021年4月6日 1時) (レス) id: f1b2cb7827 (このIDを非表示/違反報告)
おかめ(プロフ) - わたしもよく設定を間違えて覚えていてうわぁぁぁ恥ずか死〜！！！ってなります！笑この作品ほんとに大好きなのでこれからも応援させていただきます！ (2021年4月6日 1時) (レス) id: f8a7fcbdc8 (このIDを非表示/違反報告)
nomnom(プロフ) - おかめさん» 話数まで丁寧にご指摘くださってありがとうございます！！作者よく深夜に目をこすりながら書いておりまして、そういうミスだらけだと思うので......今後もなにか見つけたらご指摘くださると嬉しいです！！！(土下座) (2021年4月6日 1時) (レス) id: f1b2cb7827 (このIDを非表示/違反報告)
nomnom(プロフ) - おかめさん» ああああそれ！！！！！直そうと思ってたの忘れてたんです〜〜〜〜！！！！ああもうほんとにお恥ずかしい、穴があったら入りたい、、恥ずかしさからくるオバブロ寸前ですわ...なおしてきますね！！！！(爆速) (2021年4月6日 1時) (レス) id: f1b2cb7827 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nomnom | 作成日時：2021年2月24日 3時
