▼メンタルなんて燃え尽くせ ページ2
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『おはよー！』
「Aおはよー」
「おはよー…ってアンタ」
教室に入ると、挨拶を返してくれた友達がぴっと隣の凪くんに対して指を差す。あらやだ人に指差しちゃダメって教わらなかったのかしら、とその指を軽く握って隠すと、友達は呆れた顔を顔の全面に出した。
「アンタよくもまああんなにグイグイと行けるわよね…猛アタック始めてから1ヶ月経つけど未だに進展ないよね？」
『ぶっちゃけないよ。あ、でもさっきね私の顔を鷲掴みしようとしてきたよ。でも階段上ってる途中だったから軽く恐怖かな！』
「むしろ後退してない？嫌われてない？」
『大丈夫！凪くんにとって私は好きでも嫌いでもない、無関心枠だから！』
「ねえアンタそれ言ってて虚しくならない？」
慣れたからなあ、ともう既に席について寝こけ出した凪くんに目を向ける。うつ伏せで寝ているためその顔は見えないがそれでも可愛さを感じる私はかなり重症なのだともはや自負している。
そんな私の様子に友達やクラスメイトも1ヶ月も経てば慣れたようで、またやってるよコイツと温かい目で見守ってくれている。いや半分くらいは呆れているのだろうけど。
そして隠す気もないので、友達いわく私が凪くんの事が好きなのは学年中の周知の事実らしい。なんなら先輩後輩にも知られているようで気恥ずかしいが、だからといってそれがアタックをしない理由にはならない。もしかしたら猛アタックを周りに見せる事で恋敵が諦めるかもだし…！！！いるかは知らないけど！！
「私Aのメンタル見習いたいわー…あんなに猛アタックしても脈ナシならさすがに心が折れるもん。次の男探したほうがいいって」
「まずなんで凪チョイスなの？アンタ御影くんと仲良いんだし、ワンチャン御影くんのほうが望みあるんじゃないの」
『チッチッチッ！分かってないね君ら…脈ナシから脈アリ、脈アリから好きにならせるまでの行程が燃えるんでしょうが！それはもう轟々とね！！』
「「ダメだこりゃ…」」
お手上げ、とばかりに肩をすぼめる二人をすっかり視界の隅に追いやり凪の姿を見つめる桃原A。また、その姿を教室外で密かに見つめる男が一人。
「…」
「それでさ、…どうしたの御影くん？」
「あ、ううん何でもない」
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雪菜(プロフ) - Kyoro丸。さん» ！！！！めちゃくちゃ嬉しいです〜！！続編行きそうなのでこれからも頑張ります！！ありがとうございます☺︎☺︎☺︎ (2023年4月7日 16時) (
レス) id: f0574d2f45 (このIDを非表示/違反報告)
Kyoro丸。(プロフ) - いや、これは殿堂入りしなければならない作品でしょ！めっちゃタイプです！これからも頑張ってください〜！ (2023年4月7日 14時) (レス) @page10 id: ea6fdef67d (このIDを非表示/違反報告)
雪菜(プロフ) - みっちゃんさん» うわあああ嬉しいです！！春休みなのでちょくちょく更新していきます！ありがとうございます〜〜〜！！！ (2023年4月7日 12時) (レス) id: f0574d2f45 (このIDを非表示/違反報告)
みっちゃん(プロフ) - もうどタイプすぎて時間を忘れて一気見してましたwww. 新しい更新まってまーーーす！！！！！！！ (2023年4月7日 12時) (レス) @page33 id: 49aaf38551 (このIDを非表示/違反報告)
雪菜(プロフ) - さえさん» 本当ですか…！！！！めちゃくちゃ嬉しいです！！！動悸がすごいです！！ありがとうございます〜！！！☺︎☺︎☺︎ (2023年4月3日 0時) (レス) id: f0574d2f45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪菜 | 作成日時：2023年3月7日 21時
