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矛盾 ページ10

次の日。
夜のうちに母が何か気づいてしまうのではないかと思っていたが、大丈夫そうだ。

いつも通り、ご飯を出してきてくれた。
乃香は安心してご飯を食べ、学校に向かった。


「みんなおはよう!」

教室につき、挨拶をした。

が、みんなは返してくれない。
誤解を解いた...はずの弥生でさえ。

それどころか、乃香に気づいた途端、教室が静まり、席を立って話していた子は自分の席に戻っていった。


乃香は混乱していた。
前は無視だったのに。
こんなに堂々と静まり返るなんて……

呆然とドアの前に突っ立っていると、由利が近づいてきた。

笑みを浮かべながら。

「乃香?嘘は良くないよーw私達には本当にいじめられてるって言ってたのに、親にはフィクションの話?意味わからんしw
もうみんな、あんたのこと呆れてるよw弥生もね。
いやあ、あんたのお母さんから留守電来てたときはびっくりしたよ!
昨日は気づいたのが遅かったから電話かけなかったけど。今日は言いに行くからねw」

由利はそう言って、去っていった。
今日、由利が事実を伝えに行く?

まずい。

今日は早く帰って、由利を止めなければ。

そんなことばかり考えていたら、先生が来た。
授業がはじまる。

のに、由利がいない。

まさか、と思い先生に聞くと、予想通り…かつ絶望的な答えが返ってきた。

「ああ、由利さんは早退しました。頭がいたいそうです。」

と。


おそらく嘘だろう。
さっきまであんなにピンピンしてたのだから。


きっと由利は、乃香の家に行き、お母さんに事実を言うつもりだ。

焦った乃香は自分もおなかが痛いから、早退したいというと、まずトイレに行きなさい。と言われてしまった。

それだけなら急げば保健室に行けたかもしれないが、
なんと体調が悪くなる人が多いからと先生がついてきてしまった。

乃香は今更断われず、先生と一緒にトイレに向かった。

女の先生だから、中にまでついてこようとしたが、流石に断った。

済ませてもまだお腹が痛いと言ったら保健室に行けることになったが、もう手遅れだった。




保健室に由利はいなかった。

崩壊→←親



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コケテラニウム(プロフ) - あああ闇だ。自分も気をつけます。というかこのシリーズすごく好きです。 (2022年5月31日 0時) (レス) @page8 id: e18cd3a586 (このIDを非表示/違反報告)
ねこもちのいえ(プロフ) - えむえいかさん» 闇ですね・・・ (2022年5月22日 10時) (レス) id: 3cca1a5a1d (このIDを非表示/違反報告)
えむえいか - 闇だ… (2022年5月17日 20時) (レス) @page5 id: 1d192b5b3f (このIDを非表示/違反報告)
霊夜真(プロフ) - ねこもちのいえさん» 大丈夫? (2022年5月4日 10時) (レス) id: 654d3a996f (このIDを非表示/違反報告)
ねこもちのいえ(プロフ) - wwホントに最近更新できないw (2022年5月4日 10時) (レス) id: 3cca1a5a1d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ねこもちのいえ | 作者ホームページ:無いね!  
作成日時:2022年3月2日 21時

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